Deep underground paradise ~島々の唄~
先日S島へ連れて行っていただいた際、凄いモノをいただいてしまいました!
乗れもしないシーカヤック!!
・・・正確には一度乗ったがイマイチだった^^;要練習だす!
Cくんありがとうございます!!
そして、いつもいろいろとよくしてくださるSちゃんありがとうございます!
本当にかたじけなくもありがたく、素晴らしく美しい夕日を見ながら、
(感謝のしるしにS島の歌を作らなくっちゃ!)
と観じたものです。
島はそれぞれの個性がありそれぞれの良さ、魅力があって
実にこれからの時代の鑑となり得る。
それぞれがある種の桃源郷を連想させる。
型にはまったような街にはない時空がここにはある。
そーいえば!「ゲストハウス白石」が白石島に近日OPENするそうです!
外国人や日本人の旅人がわんさか来ることでしょう(^^♪
命を運ぶ
濃密なゴールデンウィークでした。
ざっくり行くと、
5月3日 飛島運動会後の「北木唄っこ一座」(座長島のやさしい電器屋トンさん、ぬく
だまさん、KUNI)でのライブ♪
5月5日 井原市芳井町の地域おこし協力隊員ワッキー氏の榮庵梅にぬくだまさんと
訪問。地元の重鎮お2人と楽しくDeepな交流。
5月6日 ぬくだまさんと岡山の某NPO代表宅訪問。北木島ピースフェスティバルへの
協力依頼など。
5月7日 笠岡へ戻り自然薯植え付けの手伝い。
5月8日 アースデイ岡山に平和の樹岡山メンバーとしてぬくだまさんと参加。
フラッグセレモニーとピースパレードで演奏。
そして、本日午後ようやく北木島に戻ってきました、と!
長い外出なのでもちろんマサムネも同行であります。
ヤギは、・・・まあ、ウチのは基本半野生状態にてこのくらいの期間ならまず問題ないでしょう。
5月5日~9日まる4日間家を空けたというのは、
確かまだ島暮らし一年目のときの一回だけでした。
その時フジイくんはまだ若く野ざらし状態も生まれて初めてで、
そこらへんに生えているものを片っ端から食べた中で
おそらくツツジに当たったらしく、
4日ぶりに帰ったら顔中ゲロまみれってことがありました。
以来、長く家を空けても3日。それも今までに1回か2回程度。
まあそんなことはどうでもよく・・・
どうでもよくはないが、しかしそんなんでよくヤギ達も3年間元気に生きておるなあと感心するやら・・・
一応飼い主である私も負けずにたくましく生きねばならない!という気にもなるじゃあないですか。
このように濃密なスケジュールだったゴールデンウィークのどこをとりあげよっかな・・・
じゃあ、5月7日自然薯植え付けね^^
私の同級生であるMくんが、
「自然薯を作る!」
と言うんで、とある田んぼ知ってる人は知ってる田んぼを借りまして
そこに150本か200本植えるってんで手伝ったわけです。
Mくんは去年名古屋の会社を辞めて笠岡に帰って農業でもやって暮らせないものかと
とりあえず自然薯に目を付けたってわけです。
去年実家の庭で20本くらい植えて多少失敗はあったが半分くらいは出来たというので、
今年からちゃんと畑を借りて多めに植えてみるってわけです。
自然薯作りは最初の植え付けにいろいろと手間がかかるということで、
助太刀したわけですが、とりあえず50本しか種芋が届いてないというんで50本だけ植えてあとはいつでも残りが植えれる準備と。
Mくんは畑仕事は素人ということもあってか、50本も一日かかると思っていたらしく、
半日で終わってあとはゆっくり残りの種芋植え付け準備。
私が手伝う前に豪語していた「2人分働くでー!」の言葉は本当だった、と喜んでいました。
おかげで普段は食べれない寿司をごちになったものです^^
なあに、これはひとつのトリックでしてね、
まあ私も農業はまだまだど素人の域ですが、だいたい作業内容とか量でどれくらいの負担のものかはなんとなく分かるわけで、それに準じて「出来る」と思えば、「2人分働けるぜー!」といった大風呂敷も広げれるってわけです。
これが500本も1000本も手で植えるって言ったら、話は違う・・・はずです。
こうやって私の身近にまた1人資本主義経済社会の歯車から脱皮しようという人間が出てきたというのは、新緑が目に眩いように何かこうウキウキしてしまうわけで、
それは、今秋には自然薯のとろろごはんが腹いっぱい食べれる、という希望でもあるわけです。
振り返れば、このゴールデンウィーク中の出会いや内容は必ず近い将来大きな実りをもたらすだろう出来事ばかりでした。本当に凄い!だから、どうしようもなくありがたい!
夢はどこまでも大きく持とうよ!
「フジイくん」といふ生き物
フジイくんは今日も一匹である。
山の上の鬱蒼たるイバラをひたすら食らう。
開墾特攻隊長面目躍如の活躍である。
ヤギは大抵一匹では寂しがり、
人が行けば「メェ~」、立ち去ろうとすればさらに寂しそうに「メェ~」と鳴く。
フジイくんが「メェ~」と鳴くのを最後に聞いたのはいつだろう・・・
一週間ぶりくらいに様子を伺いに山に上がると、平然と仁王立ちのフジイくん。
その凛々しさと貫録に目を奪われる。仙人か獅子のような風貌。
一声も発さない。
さらにその仕事っぷりにほれぼれする。
「でかしたぞ、フジイくん!」
どうだ!と言わんばかりの堂々たるフジイくんに頼もしさを感じる。
フジイくん入植前(4月8日)
枝だけになったノバラをノコギリで叩き切っていく。
立ち去る時も一声も発さず、ひたすら食に没頭するフジイくん。
あれはヤギではなく、「フジイくん」という立派な生き物と化している。
フジイくんの子孫はおおらかに元気に育っている。
2匹仲良くじゃれ合い飛び跳ね走り回る。
焼き鏝除角の跡も今のところ角が生えてくる気配はない。
もしかして、成功?!
きっとたくましくおとなしい雄ヤギになるだろう。
下から強烈な視線を送りながら舌なめずりするマサムネが気になる。
宮島遠征ツアー
昨日から今日にかけての宮島遠征ツアー大成功でした!!
今回の目的は、
9月17,18,19日に予定しております第2回北木島ピースフェスティバルにて
「平和の灯火」を象徴として設けるにあたって、
その火を宮島弥山にある1200余年燃え続けている「消えずの火」から採火させていただくというぬくだまKazさんの発案により、
「消えずの火」を管理されている大聖院にお願いにあがるというのがメインの目的。
※「消えずの火」は弘法大師空海が護摩焚きをされたその火であり、
広島平和記念公園の「平和の灯火」のもと火でもあります。
そのついでにせっかくだから、その日宿泊予定の「バックパッカーズ宮島」で
北木島ピースフェスティバルPRライブをやらせていただく、というのが次の目的。
ツアーメンバーは、
今年も共催していただくピースフェスティバル岡山主催代表の大橋さん(北木島合気道部の先生でもあります)、島のやさしい電器屋トンさん、ぬくだまKaz&Mikiさん、撮影記録担当にプロカメラマンでもある塚本さん、そして僕の6人。
トンさんの車に機材も積載していざ出陣です。
天気も最高!!新緑も目にやさしい!!ウキウキワクワク(^^♪
ダライラマ法王や天皇陛下も滞在されたという古刹大聖院のご住職との会見でありますので、わたくしすっきりバリカンで3mmに早朝から刈り上げて意気込んでみました。
大聖院ご住職の吉田座主様はその尊いご身分にかかわらずとても気さくに我々にお会いくださり、(もちろん事前に用件をお伝えしアポ取っての面会であります。)
我々のプロジェクトにご賛同までしていただきご協力いただけるということで、
首尾よく採火の件はまとまり、
採火セレモニーの日取りについても
「9/11がいいだろう」と素晴らしいご提案までいただき、
本当に本当に心からありがたく一同喜びと感謝に堪えない幸せな時を過ごさせていただきました。
採火した火は「平和の灯火」として宮島から北木島、北木島から岡山、岡山からさらに日本各地、世界各国へ・・・。この「平和の灯火」をリレーでつなぎ運ぶ役目を次代を担う青少年、子供たちに託したいと計画しています。
歓喜と感謝で胸いっぱいの中、帰り際には厳島神社に参拝し、ピースフェスティバル大成功大成就祈願も完了しました。
そこで一句。
「行列を 喜ぶべきか 世界遺産」
宮島に着いた時点から宮島在住の同志Kさんが本当によくお世話くださり素晴らしいガイド役として我々を導いてくださったので何もかも順調に事が運びました。
宮島から本土に渡り、宿泊場所でもありライブ会場ともなる「バックパッカーズ宮島」へ移動。
ありがたい電器屋トンさんのPAをセッティングして19:00からライブSTART!
もう最近キレの良さがやるたびに増しているトンさん弾き語り、
ぬくだまKaz&Mikiさんの美しくかつ軽快な音楽、
わたくしKUNIの弾き語り、
それからぬくだまさんも加わって3人で北木島Songの数々を・・・
お客さんも入れ替わり立ち替わりしながら段々と増えていき、
結構盛り上がってきたものだから、
わたくしも調子に乗って洋楽レパートリーの数々を久々にできて、
最高だったなあ^^
北木島およびピースフェスティバルの宣伝はかなりできたと思います!
Lonely planetさんもそろそろ北木島を載せてもいいんじゃあないかな~・・・
いや、やはりDeep underground paradiseもええな。
ライブ後はもういろんな国から来た旅人たちと大交流パーテー状態で、
ああ懐かしきゲストハウス風情!!
ほとんど20代くらいだから元気いいもんで夜中までMAXですわ。
しかし、1人減り2人減り・・・気づいたら僕1人で玄関先のベンチで口笛を吹いてノスタルジっちゃってました^^; 3:00就寝。
しかし、こういうゲストハウスを北木島にも創りたいんだな。
音楽は国境を越えるとはまさにこのようなことで、(酒も含めかな^^;)
昨日から今日にかけてのこの出来事はまるで北木島ピースフェスティバルそしてピースフェスティバル岡山の雛型のようなものを見せられたようで、
すべて自然に運ばれてゆくこの奇跡をただありがたくありがたく・・・
感謝の気持ちは、日本が世界が真に平和でありますように、との祈りに変わるのでありました。
本当の自分を取り戻す 宇宙のひとしずく ピースアイランド北木島
ロケットぱぁんち
本日はテレビせとうち「ロケットぱぁんち」という番組の収録がございました。
かわいらしい佐竹アナと3名の芸人の方が来られまして、北木島を巡るという格好で、
大福丸に乗って大福ラーメンを食べて大福丸社長の紹介でウチ「島のSARAI」に来て
ピザ作り体験して僕の紹介でぬくだまCafeに行ってお茶して大浦海水浴場でミニライブをやるというストーリーでございます。
今回は北木島の移住者とその生活をメインに撮りたいという意向だったもので私とぬくだまさんに白羽の矢が立ったわけです。
正味20分の番組ですから、どのように編集されるかは不明ですが、まあ北木島が出ることは確かであります。
皆さまお時間ございましたら見てやってくださいね。
ちなみに僕はテレビがないのでまったく見れないです。
ちなみに上記に「3名の芸人」とひとくくりのやっつけ仕事のように書いてしまいましたが、
江西あきよしさん、梶剛さん、リンクアップとっしーさんという面々です。
にぎやかで楽しい収録となりました。
番組の放送は5月14日(土)0:55~1:25ということで深夜番組であります。
本当は、Deep underground paradiceでありますから下手な露出は避けたいということはありますね。
公共の電波に乗せられない部分だってあるじゃないですか・・・。
というように、なにかこう怪しげな・・・いや神秘的な雰囲気が番組中から視聴者に漂ったなら
大成功です。
とにかく最後のビーチライブの画は素晴らしい!と皆さんおっしゃってました。
楽しみですね。
島のSARAI 3周年
一昨日4月15日は実は「島のSARAI」の誕生日3周年記念の日でありました。
私この手のことに関しましては、なるべく伏せておいて無為自然にそのタイミングで生ずる出来事を楽しむタイプでありまして^^;
今回は先日ウチに訪れた21人の大学生のうち4人が密かにこの記念すべき日のために小さな・・・
いや、僕にとってはとてつもなく大きな!お祝いをもたらしてくださったのであります^^
代表萌ちゃんが仲間の協力を得て作ったおいしい手作りお菓子数点!
これは、萌ちゃんの計らいで先日の島CAMPでお世話になった他の島民の方々にも個別にメッセージを添えて配られて、皆さまに喜ばれておりました^^
そして、綾乃ちゃんが21人の仲間達から僕へのメッセージを集めて作ったメッセージブックと思い出の写真!
萌ちゃん綾乃ちゃん夜を徹して作ってくれたらしく、もう感謝感激!!
男子小川くん楠くんからはお酒を頂戴しまして、気持ちだけで十分嬉しいのにいろいろと気を遣ってくれて本当にありがたい感謝です!
3周年記念日として本当に心の底から嬉しいお祝いとなりました!
4年目に突入しまして、経済的基盤というやつはいまだ薄っぺらいもので、おそらく3年前とまで行かなくても2年前くらいと大して変わらないかもしれない^^;
けれども、こうした人のつながりやら、一番はもうそういった現代社会一般常識である「一定の経済基盤がないと生きていけない」という感覚が麻痺した、というのか、それに対して不安恐怖を感じる必要がないと体験で腑に落ちたというのか。
これは現代においてはいいのか悪いのかわかりませんが^^;
格好良く言えば、貨幣経済至上主義で動いている世界へのレジスタンスで始めたこの島暮らしですから、僕自身はまんまと想定内のことであって喜ばしい結果であるわけです。
「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり。」
「幾たびか辛酸を歴て志(こころざし)始めて堅し、
丈夫(ぢやうふ)玉碎するも甎全(せんぜん)を恥づ。
我が家の遺法人知るや否や、
兒孫(じそん)の爲に美田を買はず。」
「人を相手とせず天を相手とせよ。天を相手として己を尽くし、人をとがめず、わが誠の足らざるを尋ぬべし。」
これは西郷南洲遺訓でありますが、僭越ながら僕は事あるごとにこれらの言葉を座右の銘のように心に思い返すのでありますが、僕も含めてこれからの時代これらの言葉は非常に重要な言霊になると思います。
みんな幸せでありますように。
ヤギとの共生
て、・・・手が震える!
(アル中かな?結構飲んでるがまだそこまでは・・・)
(やはり初めてのことだし、かなりかわいそうだし・・・)
しかし、除角はしなければならない。
この子ヤギたちがいずれ行く場所には小さな子どもたちもやってくる。
オスだけに時にやんちゃな性格のヤギもいる。
角があっては危険で子どもたちも触れ合えない。
ウチのお隣りのおじさんが飼ってるオスヤギがやたらやんちゃでしょっちゅう頭突きを食らって,おじさん青あざだらけだと嘆いていた。
思えばウチのフジイくんも若かりし頃はそうだった。
今はおとなしい立派なオスヤギになって開墾特攻隊長になっている。
とにかく除角というのはウチみたいな半野生で飼っているのは別として
必要なことであるようなので、経験も兼ねて手を下してみたわけである。
除角七つ道具
ニコイチ捻転去勢法でタマタマを取ったこともある僕ですから
結構平気でやれるかなと思ったが、
やはりこういった残虐な行為は不得手でありまして^^;
まあ実際は残酷のようでヤギは意外と痛みに鈍感だしたくましい生き物である。
生まれて初めて見えた犬(マサムネ)
除角の焼き鏝所用時間なんてものの10秒ほど。
左右合わせて20秒ほど。
それであとはケロッとして普通に元気なわけである。
だからどうせやるなら思いっきり焼き鏝すればいいんだが、
実際はかわいらしい声でメエ~メェ~泣かれると
手元がゆるんでしまって^^;
この除角が成功かどうかは何週間か後に判明する。
最悪角が出ればまた除角の方法はある。
角の根元をゴムでガチガチに縛って血液の流れを止めて角を壊死させるのである。
これは前にいたヤギで実行したが、
かなりヤギには負担のようで、
むしろ小さい頃に焼き鏝でほんの20~30秒熱い目を見れば済む方のが
はるかにヤギにとっては楽なのである。
それにその方法だと完全に角を除去するのは難しいようで、
僕がやったヤギもじきにいびつな角が少し生えてきた。
6日前にフジイくんに任せた開墾はそれなり進捗はあったようだ。
6日前
本日
ヤギとのコラボ開墾は、僕が先鞭をつける時もあれば、
ヤギに任せる時もある。
いずれにしても木やツルは人間が伐ってやらなければならない。
今回はフジイくんに最初の特攻隊長を任せ、
ある程度切り拓けたところで私が入って行く、というパターンでいった。
さらに人間が手を入れ整備
このようにして徐々にではあるが数十年前は畑だったが今や山林原野になり果てた場所を開墾して再度実用化しようというわけである。
縄張りを広げるというのは己の可能性を広げることではあるが、
それは負担を増やすということでもある。
気づけばヤギは良き相棒になっていた。