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炭焼きリポート ~炭焼きやってみたいあなたのために~

堅い炭を作るためにはねらし(精錬)という工程が重要となる。らしい。

もくもくと湧き出す煙が青くなりはじめさらに透明を帯びてきたとき、焚口と煙突の口を全開にする。

すると窯内が一気に高温になり炭化し始めた炭材が堅くしまっていい炭になる。らしい。


前回の炭焼き時、この青い煙が出てきたまではよかったが、その後少しして透明っぽくなったと見えたので、ねらしの工程に入った。

結果、炭はそれなりに出来てはいたが、竹炭の孟宗竹の分厚いのは生焼け状態の物が多く炭としては使い物にならなかった。

木炭はそれなりに出来ていたが、そんなに堅くない単なる炭であった。

竹、くぬぎ、バベを混ぜて焼いたためというのもあるが、やはり煙のサインをじっくり見ていなかったのが敗因と、今日分かった!


火を入れた昨日の朝9:00からまる24時間と少し経った頃、青い煙が出始めた!(前回は27時間後くらいだった。)

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で、今回はじっくりその煙を観察してみた。

青い煙はその後時々白か薄茶色がかった煙を出しながら、約30分後からほぼ常に青色状態になった。

そして時折透明がかった青色になった。

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そこに至るまで、私の中では(もういいか?まだか?)の自問自答、というか煙との問答というか、そんななかば瞑想状態のような感じで煙とにらめっこである。

そして透明がかった青色に落ち着き始めた頃、(よし今だ!)とねらし工程。焚口と煙突を全開。

しばらくすると、煙突から出る煙が本当に透明になってまるで煙が出ていないかのような状態になった!

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これが透明な煙の状態なんだ、と分かった。前回はこの状態までにはならなかった。

そしてねらし工程約30分した後、焚口も煙突も完全にふさぐ。密閉状態にして炭化を止めこれで炭になるわけだ。


以上のような感じで、今回の炭焼きは手ごたえ充分!かなりいい木炭ができると思う!

前回の経過結果を踏まえて、炭材をバベのみ(ほんの少しだけ孟宗竹)にし、煙もじっくりと見た。

 

炭焼きとは実に興味深いものである。火と煙。火は危険なものだが、理屈抜きで面白く便利なもの。煙も昔からのろしだとか煙幕だとかあるい屋台とか炉端焼きとか、なにかこう人をハッとさせたり興味をそそらせたりするものである。

炭焼きをしていて、モクモク湧き上がる煙を見ているとなつかしいようなまったりするような、かまどの煙を見て民の暮らしぶりを確認した仁徳天皇の気持ちがわかるような、あるいはスモークの中から登場する小林幸子の気持ちがわかるようなそんな気分になるのである。

そして窯から出すときのワクワク感!出来栄えに満足したり残念がったり、実に単純なゲームのような。大人のおもちゃだな。

出来た炭は火鉢で暖房代わりに焼餅に熱燗にと活用される。

エコだなあ、と自己満足に浸る。

 

2,3日後に炭を窯から出す。

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