仙女現る?!

ウチの近くの畑に時々農作業に来られるおばさん。みかんをくれたりヤギのエサ用の野菜くずを持って来てくれたり。

Kさんということにしておきます。

このKさん今日も僕が炭焼きをしているところへやって来て少し話をしました。

以下、Kさんのお言葉をなるべくそのまま記述します。岡山県周辺の方以外は分かりにくいかと思いますが、雰囲気で読み取ってください!

「わたしゃあなー、あーさんより10歳くらい遅かったけど56の時に神戸から島に帰ってきたんじゃあ。

 生まれ育ったところがやっぱりええけーなあ。でもな帰ってきたころは身体ぼろぼろじゃったんよ。

 神経性胃腸炎じゃろ、神経性下痢、コレステロールは300じゃろ、高脂血症骨粗鬆症で真っ黒じゃったんよ!

 もういてえいてえでビューっと出しちゃ薬飲んでなあ!医者と薬は欠かせんかったんよ。

 それがなあこっちへ帰ってきて5年目に検診受けたらなあ全部ピカピカになっとったんよ!

 それから今まで医者も薬もほとんどかかってねえがあ。

 
 帰ってきてからココのじいやん(この古民家の元ご主人99歳で他界された)に釣り教えてもろうてなあ、それまで釣りやこしたことなかったけどな、

 釣れたときの感動な!ウチは岩カキも好きじゃけえ採ってきてはよう食べようたしなあ、こっちおったら畑仕事かそれくらいしかすることねえわなあ。

 ウチは畑仕事が好きじゃけえなあ。

 肉気たもんも魚くらいしか食べんしなあ。
 
 あたしゃ今でも朝の5時半にウチを出て歩いてその辺の岩場へ来てからひじき採ったりわかめ採ったりしょーるんで。

 あの朝のなあお日様に当たるのがなあ、あたしゃあ一番ええ思うんよ!あれはほんまにええなあ!

 外で作業しょーりゃあ日にも当たるしそりゃあ健康になるわなあ。

 あーさんもこういうのが好きなんじゃろうけえ、あーさん100まで生きるわ!カカカカカ」


と最後は懐かしき水戸黄門の呵呵大笑のように笑い飛ばされ、風のように畑へと向かわれました。


Kさんのような体験をされるとどれだけ島での自然な暮らしが良いか証明され不便とかなんとかいう問題はとてもささやかなものになるだろう。

いろんな生き方選択肢があっていいと思うので何が一番というのは十人十色だが、

普遍的な天地自然の中に生きる「人」として見た場合には、きっと必要不可欠な物事というのは古今東西共通原理としてあるのだろう。

 


炭焼き焼き直し。

 8:30 火入れ
10:45 薪をくべるのをstop

他の事をしながらひたすら煙の色を観察。
全然煙が青くならないので晩飯にする。
夕食後見に行くと、煙が透明に!

19:10慌てて、ねらしに入る。焚口煙突全開!
19:30焚口煙突完全に閉じる。完全密閉!

いい竹炭になることを祈る。

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