原点回帰

8日の浄心キャンドルナイトひきつづき11日の笠岡駅キャンドルナイトは無事終わりました。

食パンも完売しました。本当に皆様ありがとうございます。

8日に10斤用意した食パン、あっという間に売れたので気を良くした私は、

パン種が切れて11日はパンは用意できないはずが、8日に美星からわざわざお越しくださった藤原女史が、

パン種を分けてくださるというので図々しくも分けていただき、11日も食パンを用意でき完売に至ったわけです。

藤原さんに大感謝です!


このようなドラマが繰り広げられたここ数日、私は原点回帰をさせてもいただきました。

それというのも、3月15日締め切りの「人権21」寄稿エッセーを執筆したりなんかしまして、

なんかまるで文筆家のようでありますが^^;

この一年の島暮らしについて書かせていただき、なぜこの島暮らしをしているのか?!という原点に改めて立ち戻らせていただいたようなことになり、

奇遇なことに、3・11追悼ライブと銘打ったライブをまさに今回3月11日にしかも笠岡駅前でやらせていただいたという!

実は3・11も笠岡駅前も共にこの島暮らしに至る大きなきっかけだったんです。


笠岡駅前は実は6年前に弾き語りを始めたときに毎週末のようにストリートライブやっていた場所で、その時に駅前の某喫茶店のママさんに拾い上げられ

そのお店でライブさせていただくようになって、その縁で北木島でサマーライブなどやることにもなったり・・・それで北木島にまず縁ができたのです。

北木島に来たのはたしか中学校以来だったわけです。そのサマーライブの時に(北木島はいい所だなあ)とまず印象に残ったのです。

さんざんいろいろ人生経験して外国も日本もいろいろ見て周ってからの、(いい所だなあ)なわけです!

 

3・11については当時それは当然私にも物凄い衝撃を与えました。

3・11以後ボランティアにも行きたい!と思ったりしてましたが、なぜか私の中では、

違う!

今やるべきことは今居る場所で自分が出来る生き方の見直しである!と感じたわけです。

それで悶々としておりましたが、ちょうど派遣の仕事が切れた時に、今だ!と感じたわけです。

で、昔からやろうと思い、やりかけたりもした田舎暮らし自給自足生活に改めて踏み出すことにしたわけです。

岡山県内外何箇所か候補はありましたが、たまたまそれも人のご縁で今のこの家が見つかって、まるで流れる水のようにこの島暮らしがスタートしたってわけです。


こんなことを書きながらいろいろ調べましたらさらに奇遇なことに!昨年の3月11日に私は北木島の楠キャンプ場という所でひとりでキャンプをしてたんですな!

それはなんでか?!

当時北木島で家を借りて島暮らしをしようかどうか迷っていて、

(よし!まず北木島に自分が受け入れられるかどうか、確認のため一晩キャンプしよう!)と思い立ったわけです。

で、結果は、こういうことがわかりました。

北木島に受け入れられるんじゃなくて、北木島に自ら飛び込んで行って好きになればいいんだ!」

そう気づいた時に、私は北木島で島暮らしをする決心を固めました。

それから直に家も見つかりました。

しかしあれが3月11日だったと一年後の今気づくとは!

やはり3・11は私にとってもなんだかとても重要な日のようです。

 

東北の復興が遅々として進まないと聞きます。

それはいろいろな問題が重なってのことだと思いますが、

結局一人一人の生き方の見直しがなされないと大きな動きにつながらないから、という理由が一番根源的なところかな、とも思います。


考えがひとつにまとまらないでそれぞれがてんでばらばらに違う方を向いていちゃあ大きなことはできないのは当然です。

それも原点に立ち返らないと分からないと思います。

ただ復興すればいいんでしょうか?

ただ復興しても同じような大災害があったらどうでしょう?いたちごっこというやつでしょうか?

もっと本質的改革を求められたのが3・11だと感じます。

しかもそれは東日本で災害に直接遭った方々だけのことではなく、日本人、いや地球人類すべてが解決すべき問題だと思います。

復興災害とか言われてもいますが、それは災害前災害時災害後も同じ問題が突きつけられている、ってことなんだと思います。

 

そんなことをここ数日自分の原点に帰らされたのと同時に考えています。

全部つながってるんだな、というのを凄く感じています。

私の経済的問題もね。

本当はそんなことはどうだっていいんだとも感じています。

私自身もっともっと深く深く根本的問題に立ち返って今後対処していかなきゃなんないなあ、とここ数日感じているってわけです。

それをやるとなんだか奇跡的にしのいでいけそうな気がします。

この一年がすでに今思えば奇跡的だと思います。

しかしそれはそう簡単じゃないことも確かです。信念が揺らいで不安や疑いに流されれば奈落の底です。

まるで綱渡りのようです。

でも、まさにこれこそ3・11以降地球人類すべてに問いかけられた問題であり、促されている「覚悟」なんだと感じています。

 

私の頭は全くどうでもいいくらいのものでしかないから一度全部捨てたいんだな。

するとあの天使の子供達のように無邪気で愉快で平和でシンプルに幸せに生きられます。


それが人の原点かな。