開墾屋
開墾や 人のをすれば サラリーマン
朝一の船で白石島に出勤。
3月4日から始めた開墾も今日で4日目で最後である。
1反くらいはありそうな木と草で鬱蒼としていた休耕地。
依頼人Iさんが果樹園にしたいということでとにかく片っ端から切りまくってくれということで、
島暮らしを始める前に廃品回収業者のおっさんから¥5,000で買ったかろうじて動く壊れかけの愛用チェーンソーを振り回し、
木々たちには申し訳ないが私も生きるため。
しかし、元々畑で使われなくなって鬱蒼とした場所を再生するために切りまくるので、大局に立って見て欲しい。
木の一部はIさんの依頼もあって丸太椅子に再生しました。
木もかなり大きくなった気が十本以上はあったでしょうか。
一番大きなので幹周り30cm以上はあったでしょうか。
そんなのを切りますと切ったはいいがその処理がまた大変。
あるいは様々に絡み合った枝をややこしくも払い落としては幹を玉切りしてゆく。
それをば一箇所にまとめてゆく。
山になる。
それはそれはかなりの労働です。
Iさんや薪だけで生活しているというヨットマン氏が切った木を運ぶのを手伝ってくださったりでかなり助かりました。
Iさんの行き届いたおもてなし、おいしいお手製昼食、お茶、帰りの手土産に惣菜各種・・・
働く環境としては最高でした!
その上、周りの畑の人やなんかが「日当たりが良くなった!」とありがたがっておいしい甘夏やなんかくださったりしますと、
ほんとに良かった!と思います。
これはお金以上の価値です。
ボロチェーンソーも元を取るどころか利益を生んでくれたわけです!
白石島にも開墾の足跡を残させていただいたことも、今までの開墾三昧がちょっとしたかわいい菜の花くらいに花開いたみたいな初春の希望とよろこび。