帰ってきたムッシー

ムッシーが六島へ行ったのは約1ヶ月前の6月14日でした。

その後のムッシーはヤギだけに快調に草を食べていたようではありましたが、

本日六島からウチに戻ってまいりました。

一体何があったのか?!

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ムッシーが船に乗って帰ってきた!

 

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除草効果はほぼ期待通りであったようですが、

今回ムッシー返還の儀にいたった要因を次に挙げてみましょう。

1.ムッシーに角があるため女性子供が近寄りがたい。
2.時々威嚇のポーズ(頭突き)をとるためヤギに慣れていない人が近寄りがたい。
3.上記の件によりムッシーの世話をする人がほぼ責任者の自治会長さんくらいとなりえさ場を移動させたりという世話が負担になった。

3.に関して自治会長さんいわくヤギを見に行って帰る時にムッシーが引き止めるように鳴くので後ろ髪引かれるようでかわいそうになったとか、
雨の日はムッシーのことが気になってビーチパラソルを立ててそこにムッシーが入っているかどうか、など、また木に綱が巻きついていないかなど、
再三点検に行っていたが、それをほとんど自治会長さん1人でやられていたということで、だんだん負担になった、と。

結局ムッシー返還の一番の理由は、世話をするのが負担になった、というのが一番のようでありました。

現に帰ってきたムッシーは非常に自治会長さんらに慣れており実におとなしいものでありまして、

むしろウチにいたときより人に懐いているようにさえ思われるのでありました!

やはりやさしい人が大事に世話してあげると動物もそれに応えるのでありましょう。


逆にやさしいだけに僕のようにほったらかしということができなかったために世話が負担になったとも言えるのであります!^^;

弁解すれば、私もヤギを飼い始めた頃はヒジョーにヤギを気にかけて雨が降れば心配になって小屋に見に行ったり、大体当時は定位置が小屋であったため

えさはすべて私が刈って持っていってやり雨の日だって最低一日一回は草を刈って持って行ってやったものです!


・・・そうか!そういう意味では、すずらんとフジイくんは結構懐いているかもしれない!

フジイくんについては子ヤギが生まれた後しかも冬で草がない時期、ヒジョーに面倒くさいため数日えさを刈って持っていってやらなかった時があったが、

その時はさすがに私に威嚇のポーズを取り、(よもや飼い主の俺様に反逆するなどということはないだろう。)と高慢にタカをくくっておった私のフトモモに思いっきり頭突きをかまして私は吹っ飛んでしまった、というような事件もあるにはあったが、それ以後少し改心してエサを適当に与えるようになったら全然おとなしいもんなんである!

 

そんなこんなで、結論を言いますと、

今回のような地域グループでヤギを飼う場合、まずは地域の総意のもとで事を始め互いに協力して世話をするという意思疎通ができている必要がある。

地域コミュニティーで飼うのに1人の人に負担がかかってはうまくいかない。

また、貸す側としては除角とできれば去勢したヤギを貸すようにできれば、怖がられることもなく愛玩動物的に世話をしてくれる人が増える。

決してヤギは凶暴な動物ではないんだが、見た目に大きい角とそれなりに大きい身体であれば慣れていない人にはちょっと怖いものである。

角はヤギにはその気はなくとも何かの拍子に危険な凶器になりうる。特に小さな子供には危険である。

また貸した後アフタケア的に時々私が見に行くことができれば借りた側も安心するだろうが、六島については北木島から行くには船を持っていない限り非常に交通の便が悪いのである。

あと、ソーラー発電式移動電気柵をヤギとセットで貸すことができれば理想的かもしれない。

 

以上のようなことが反省点となるが、

自治会長さんのお話では、ヤギの除草効果は認められるため上記のような点が解決されるのであれば、

できればもう一度ヤギを飼うことを検討したいということでありました。

やさしい自治会長さん、ムッシーとの別れは一抹の寂しさが残るようでありました。


真っ白のヤギが初春に六島の水仙畑で草を食む光景、瀬戸内の島風景としては実にぴったりではないでしょうか。