島考

ただ飯ただ酒を喰らった引き換えに大忙しだ。

しかしこれは嬉しい悲鳴というやつだ。

(もう1人おったらなあ・・・しかし、それは僕みたいな女性でないといけない!

なかなかいねえなあ・・・いたらいたでとんでもないとこへ行っちまうよなあ・・・

それはそれで楽しいなあ・・・はは)


ああ、去年の今頃は(いったい全体年を越せるんかいな?!)とやたらめったら

やけになって開墾しまくっていたことを考えると、凄い進歩や。


昨日高島を歩いていたとき、降ってきた。

(これからは島の時代じゃ!)

神武天皇の声だったかもしんないな♪


その後の北木島のNさん宅でのNさんの話の中で面白いアイディアがあった!

それは、(北木島にフェリーも三洋汽船も止まらんなったらええねん。)という妙案です!

これは過激に楽しい!

これは痛快だと感じました!

Nさんの考えには(桃源郷は人に言って知られたらあかんねん!)というのがあるのです!

陶淵明の「桃花源」に倣っているわけですが。

しかし、この妙案もまんざら与太話ではないのです。

今後さらに少子高齢化は進む一方な上に高齢者もどんどん少なくなり、

4年後には北木島などの中学校は統廃合でなくなる予定。その後小学校も・・・

となれば、わざわざそんなところへ移住する若者はいないでしょう。

そうすれば、島の人口はさらに減る!子供がいなくなるなんぞ致命的です!

船の便数だって減っていく・・・いずれ採算合わなくなればなくなる可能性だってある。

現状でさえフェリーも汽船も経営は厳しいようです。


定住促進だの地域おこしだの言ったって少子高齢化対策は今の事務的管理自治体では手も足も頭も出ず機械的対処療法でやり過ごすしかないわけだ。


やはり、お金がどうとか生活がどうとかよりまずフィーリングで島でも過疎地にでも可能性を見つけてそこで仕事を作ってでも生きるという

野生的ロマンチストがこれからは必要ですし、どんどん増えるでしょうし、そういう人達は奇想天外のアイディアを発案ししかもそれを実行してしまうがゆえ、

少子高齢化なんかその他諸々の社会問題経済問題も

じきに解決してゆくってあらすじなんでございますけども、

そんなことより目先の生活が大事なのが一般的人情ってものです。


いずれぐらぐら激震は目の前で起こるでしょうからそうも言ってられなくなるでしょうが。


「これからは島の時代じゃ!」

「公共渡航手段のない島があってもいい。」

「陸の移動手段はロバ」

というのは実に極端で馬鹿馬鹿しいかもしれんが近未来の象徴的キーワードかもしれん。

フェリーの料金表に「ロバ=¥350」とかあったら楽しい♪


馬鹿な大人に任せるな。

馬鹿な大人にはならない。

俺がやらねば誰がやる。

底が見えれば後は極楽。