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原始力は男の美学

昨日ショッキングな出来事がございました。

それは男として屈辱的な、と言ったら言い過ぎでしょうが、

今の僕にとってはそれくらいの気分にもなるくらいの、

思わず天を仰いで「何でなんだー!」と叫びたくなるような・・・

いや事実叫びました。

 

「こんなんじゃ夜も眠れねえよ!」

と、布団に仰向けになって天井を睨みつけて・・・

いたつもりでしたが、即効爆睡しておりました。

それくらい疲れていたのでしょう。

夜中の2時頃目が覚めて、

「いけね!電気つけっぱだわ!電気代もってーねえよ!」

「電気がもったいない」ではなく「電気代がもったいない」と思いつくあたり、

実にせこいな!とそんな瑣末なことまで気になってしまうくらい屈辱的だった出来事というのは、

 

「火が起せんかった!」

 

これです!

そうです、火起しにチャレンジしてみたんですが、まったく火が起きない!

ネットで調べてもっとも実用的かつ簡単そうな弓ぎり式という方法でトライしました。

しかもそこら辺に落ちてる木っ端なんかで作ったわけです。

非常時に対応するためにはそこら辺のありあわせの材料でなんとかせねばならんからです。

 

ところが、まったく火が起きない!

でもって屈辱感のため天井を睨みつけては爆睡した、とこういったわけでした。



しかし、リベンジという言葉がございますし、

「男の意地」なーんて言葉もございます。

悔しさの火は爆睡してもまだ僕の中に残っていました。

 

そしてさらにいろいろネットで調べて、さらに道具を改良して、

改良といってもやはりそこら辺にあるものを使ってです!

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そして再チャレンジ!

ゴシゴシ、ゴシゴシと弓を前後に押し引きする。無心で・・・というか執念で。

そして、ついに煙が出始め、そこからスパートをかける!さらに高速で弓を引きまくる!

煙がモクモク!焦げる匂い!

そして、とうとうようやく火種が出来た!

それを慎重に麻ひもをほぐしたものに包み込み息を吹きかける。

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しばらくして、シュボッ!

とうとう火が起きました!

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「やったー!」

これは感動的です!火とはかくもすばらしいものであったか!

 

人間というのは欲やら優越感やら向上心やらいろんなものをもってございます。

ですから、

「しかし、結構簡単じゃん!」

みたいな気持になり、屈辱的に謙虚だった頃をすっかり忘れ、

(やっぱ、これで焚き火をやらないと男じゃないな。しかも麻ひもを使わず

そこら辺にあるシュロの皮でも使うか!)

 

と得意になってさらに実験。

 

で、火種まではできたがシュロに移してそこからなかなか火がつかず

結局火種は消えてしまった。

 

(ん~、やはり初心者ゆえとりあえず麻ひもを使ってまずは焚き火を優先しよう!)

 

とまたもや火起し。

 

そしてまた火種ができ麻ひものモシャモシャに火種を移す。息を吹きかける。

 

・・・ところが、麻ひものモシャモシャの状態がおそらくスカスカ過ぎたのかなかなか引火せず、

そのうち火種は消えてしまった。

 

(な、なんと!そ、そんな!)

 

もうここまで来たら意地でも焚き火したる!

 

ってことでまたもや火起し!

 

ところが、今度はなかなか火種ができない!

煙は出てもそこから先に発展しない!

 

いろいろ何度やっても!

 

暑くなって上着脱いで、暖をとるためなら火を起すまでもなく火起し運動で身体がポカポカ温まるという!なんとも皮肉な事態に陥りながらもひたすら弓を引きまくる!

 

結局その後火は起きず・・・

 

原因としておそらく普段鍛えていない火起し筋が最初の3回の成功した火起しですっかり疲労してしまい、煙が出てからのラストスパート高速弓引きを持続できず、あとちょっと!の所で火種ができない、のだろうと考えられます。

よって、

火起しはなるべく一度で済ます。

起きた火は大事に残してつないでいくようにする。

 

ということが、いつの時代までかは分かりませんが遠い昔の不便な頃には意識としてあっただろうな、と思いました。

 

そしてなんといっても「火のありがたさ」を肌で感じたのは言うまでもありません!

 

原始の人々の驚きと喜びをほんの少しこの時代に感じることができたかもしれません。

 

当たり前を当たり前でなく奇跡的で不可思議で当たり前に有ることが難しい、

「有り難い」と本当に思えることが現代こそ必要ではないかと改めて思いました。

 

原子力より原始力。

 

原始力は男の美学。

 

※えらそうなこといって電気はつけっぱですか?とか、君は日がな一日何をしてるの?なんてどぎつい詰問はどうかご遠慮下さい。