島の春2
本日子ヤギが3匹生まれました。
しかし、すべて死産でした。(矢吹萌ちゃん立会い)
栄養が足りてなかったんだろうと思います。
僕の責任です。
生き物を飼うことは大変なことであると痛感します。
だいたい「飼う」と言えるほどのことをしていないんですから全くもっていいかげんなもんです。
適性能力限りなくゼロに近いな。
死んで生まれた子ヤギ3匹の墓穴を掘っているときに道路を自転車で走っている外国人らしき人がいたので声をかけたら、オーストラリア人だった。夫婦でヨットで世界旅行をしている人たちで、
少し話をすると、「後でヨットに遊びに来い!」ということで、萌ちゃんを港に送っていった後にビールを持って遊びに行った。
旦那がポール(58)、奥さんがフランシス(56)で外国人にしては年齢より若々しく見える感じのフランクなご夫婦である。
大きくてとてもいいヨットだった。デッキでビール飲みながらインターナショナルなオードブルをいただきつつ話をしてヨット内部も見せてもらった。
ベッドルームが3つダイニングが1つトイレが2つあって6人寝泊りできるくらいのまるでゲストハウス並みである!
「こりゃビジネスできるあるよ!」と言ってあげると、
「私はビジネスは嫌いや!」とポールが言う。
そんなことをしているうちベッドルームにギターが置いてあるのを発見!しかも2本!
ひとつはアイバニーズのアコースティックで35年前に買ったというヴィンテージもので、もう1本はFenderストラトキャスター'75製のヴィンテージ!というなかなかの代物である!
もうこうなったらここから先は音楽三昧である!
デッキでビール飲みながらポールと2人でアコギ弾き語り♪
輿に乗っちゃって明日は北木島を出て鞆の浦へ行くと行っていたのを変更してもう1泊して今度はウチに来てピザ食べながら酒飲みながら歌おうじゃないか!ってなことになりまして^^いやはやこれぞ旅の醍醐味!
ポールとフランシスは結婚して30年になる。2008年からヨットの旅をしている。オーストラリアはダーウィンに住んでいてポールは元警察官。2件の持ち家を借家として人に貸してそのあがりもあって7年間ヨット世界旅行をしているという。息子が2人いて独りは旅客機のパイロット、もう1人はファイナンシャルプランナー。時々ヨット旅先の停泊先に息子が遊びに来てその時に普段買えない物を頼んでおいて持ってきてもらうのだそう。(例えばギターの弦とか・・・)
オーストラリアは僕の大好きな国で昔8ヶ月居たことがあるが、あちらの人はたいてい離婚して再婚してというのが多いが結婚生活30年でヨットで7年旅をしているというのは非常に稀なおしどり夫婦だと思う。
そしてなんといってもこんなヨット世界旅行にはとても憧れますな~!自由でおおらかで途方も無くエキサイティングであります!
一時北木島の一部で僕がマンションを持っていて家賃収入があるからこんなのんきな生活ができているんだというまことしやかな噂が広まっておりましたが、
はっきり言って、そんな家賃収入があるならこのオーストラリア人夫婦のようにヨットで世界旅行しますわ!
あ~、なんとも上を見ればキリが無く・・・今の生活でさえ堅苦しく窮屈に感じてしまいかねない^^;
「足るを知る」やはり今の生活はとても素晴らしいから、心から幸せと感謝を感じていたいとも改めて思ったりもする。
ってなことで明日はウチでパーティーです!来れる方はお越し下さい^^
ああ、北木島インターナショナル計画は自然に着々と進むのである。ウフ。
生きていれば時に残念なことや失望することがあったりするが、すぐにワクワク鼓舞するような出来事があるというのは、北木島であるから?・・・自分の宇宙を創造しつつあるからだろうな。人をあてにするより自分自身を生きろ、だな。
いずれもっとはじけて突き抜けてやる。