道開き
「ここで一人キャンプをして夜中にテントから出て見上げた満天の星空にノックアウト。」
それが2年前、北木島に家を借りて住むことに決めた大きなきっかけでした。
その楠海水浴場で9月に北木島ピースフェスティバルを開催いたします。
今日は楠港から楠海水浴場へ向かう山道の草刈りをしました。
「道開き」です。
ビフォー
アフター
そんな因縁の楠海水浴場。
2年前に一人キャンプした時に思ったものです。
(いい砂浜だけど、ゴミは多いし荒れ果てた感じが残念だな。いつか機会があったらゴミ拾いくらいしたいものだ。)
人並みに智慧や力やお金などなくてもゴミ拾いくらいはできます。
2年経って2年前におぼろげに考えたことがこんな形で楠海水浴場を整備することになるとは!その時は全く想像もしなかったこと。
だいたい2年も北木島で生活できたことがアンビリーバボーなわけですけど^^;
最近数少ない楠地区の住民の方に会えば、「9月に楠海水浴場で北木島ピースフェスティバルをやります!」と告げて歩いています。
そのたびに、「あそこの浜は昔はきれいじゃったんでえ。」と遠い目をして語られます。
あるいは、「あそこを使うのはええけどゴミやこー捨ててそのままにしたらあかんでえ!」
と注意もされます。
私は言います。「ええもちろんゴミは片付けます!っていいますか、すでにゴミがいっぱいなのでまずは浜の掃除をしてからじゃないと使えない状態なもので!今ぼちぼちと掃除しているんです。」
そう言いますとどんな人もたいていグーの音も出ません。
しかし、相変わらず非効率なことをしているな、と思ったりもします。
現代社会人として生きた経験もあるものですから今のこのような状態が実に馬鹿げた無駄なことのように感じる部分がないと言ったら嘘になるでしょう。
経済社会からあぶれている社会性のないものにはこれくらいのことしかできないんですね。
「いったい北木島ピースフェスティバルはちゃんと実施できるのか?!人は来るのか?!・・・」
課題は多々あるけれど、だからと言ってどうということもない。ただひとつひとつ片づけるしかない。後は野となれ山となれ。
協力してくださる方が少しでもいればそれで幸せです。なんとかなるでしょう。
7月12日(日)には「楠海水浴場クリーンアップ作戦Vol.1」もあります!
お時間と志のある方ぜひご参加ください。
なかばやけくそのようになんとか生きている・・・いや、完全に生かされている状態でありますけども、近頃心中は「虚」のようでありまして、その「虚」が、
「虚を致すこと極まれば静を守ること篤し。・・・」
の「虚」であればもうけものだなあ、と思ったり、
得にもならぬことをしている気がすると、それは
「学を為せば日に益し、道を為せば日に損ず。之を損じてまた損じ、以て無為に至る。」
ことになるならしめたものだ、などと自分に言い聞かせていたりもします。
最後までお読みいただきありがとうございます。