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Deep underground paradise ~神聖にして侵すべからざる内的時空~

誕生日ってこともあるし、久々にブログでも書こうかという気に少しだけなってしまったので・・・

 

書く前に久々に最後に書いた前回のブログ記事を読むと、
あれからたかだか4か月くらいの期間でしたが、それはそれは物凄い変化が私の島生活にあったもんだなあ、とやや感銘を受けているところです。

 

一番は、引っ越ししたこと。
約3年半暮らしたあの辺境の「島のSARAI」の古民家を引き払い、移った先は島の中で一番大きな集落の中。

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引っ越し後の元祖島のSARAIは閑散と廃墟のようになってしまい、(こんなところによく住んでたもんだ。)と思わずにいられないが、僕に貴重な経験をさせてくれたとてもありがたい場所。

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ヤギは相変わらずこの場所にいる。が、毎日ここまでえさやりとかに来ないといけない(今は草がないので)のは結構大変^^; ・・・でもここはなんだか安心できる。

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しかももう1匹!あの向こうに見える大きい砂浜のそばに新居がある。前の家、他の3匹のヤギはあの山の向こう側に!今やヤギの世話がメインの仕事みたいに^^;  なんとかしなきゃ!・・・しかし、ここも素晴らしい場所で気持ちがほっこり^^

 


集落の中だけど思いっきり目の前が海水浴場という絶妙なるロケーションの家であり、
そこは私が島でお世話になったNさんが借りていた3軒のうちの1軒で、ほとんどの物が揃った状態で引き渡してくださった!
さらに同時期に4軒ほど引っ越しする方の手伝いなどして、いろんなものをあふれるほどいただいた!

なもんで、すっかり文明開化状態で物には困らない実に豊かな生活となってしまったわけです(^^♪ 物だけ見たらお金持ちのお大尽ですわ^^;

 

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経済面では、昨年末頃は今までで最も最低にお金がない状態になって、本当に出稼ぎにでるか島を出るかしないとヤバイ!という状態でしたが、
引っ越しやらなにやらでバタバタ忙しくしているうちに
(あ~もうどうにでもなれー!俺の知ったことか!)
ってフリーダムなアナーキーな感じになって良く言えば泰然自若として、

3年半も島に住んでいながら全くやることのなかった釣りなんぞして食糧を備蓄しだした頃のことです。

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「笠岡に新しくカフェをオープンする方が石窯ピザを焼きに来てほしいと。」
というオファーをとある建築業者の方からいただいた。
その方は昨年5月頃だったか北木島のある家を解体に来ていて、その手伝いに私が一週間くらい行っていて、私が石窯ピザを焼いているのを知っていたし実際食べたこともあるので、そういうオファーが来たってわけです。

それでまたお給金もいただけるということで、これはもう渡りに船といいますか棚からぼたもちっていいますか、干天の慈雨でございますな!

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なにせお金がない状態の上に引っ越しをして石窯を解体してしまったので私の数少ない収入源のメインでもある石窯ピザが焼けない!という事態になっていたものですから、
本当に有難く助かったわけです!

 

しかし、石の上にも3年、瓢箪から駒、島生活で会得した石窯ピザのスキルがこんな形で役に立つとは!

 

とまあこんな具合に生活に奇跡的劇的ともいえる変化が起きていたというわけでございます。

 

で、相変わらず北木島の神様に引き留められて生かされているという私は本当に幸せ者であるなあと深く感謝を捧げている日々であります。

 

 

昨夜、宴の後バイクで家路を走っている時、峠の頂上から降りていると下に集落の灯りが見える。
ふと思った。
(俗に100万ドルの夜景ってのがあるが、こりゃ100円くらいの夜景だな^^;)


転じて空を見上げた途端、ハッとするほどの美しい満天の星空が広がった。

もう本当に星が降ってきそうなくらい近くに見える。

まさに宇宙の中にいることを感じる。


(な、なんと!美しい!!これは100万ドルどころじゃない金銭の価値なんて付けれるようなそんな野暮なもんじゃない!)

 

現代的金銭的価値はあまりないように思える所あるいは時こそ金銭では計れない無量の恩恵がそこに横たわっているのかもしれません。


思えば私が北木島に住むようになったいきさつは色々あるけれど、結局最終的に決断した理由は、
「星空がめちゃくちゃきれいだった。」
単純にこれだったわけですから。

 

家に着いて改めて家の前の砂浜でひとり夜空を見上げる。
美しい。美しすぎる。心が洗われる。この上なく贅沢な時間空間。

これこそが贅沢であり至福であります。

 

(そうだ!眼鏡を新調したからまたよく見えるんだな(^^♪)

 

そう、これも今年に入ってある仕事を頼まれてお給金をいただき、ようやく2年以上買うことができなかった眼鏡を作ることができたわけです。
眼鏡は前に住んでた家の裏山を開墾している時に無くしたり壊したりして3つあったのが全部無くなってたのです。
眼鏡を買う余裕なんかなかったからずっと買えず、だからといって今金銭的に余裕があるわけじゃないが、
最低ラインから少しお金が入ると人間随分金持ちになった気になるもので^^;
よく考えてみればやはり相変わらず経済的には厳しいはずなんだが・・・
気持ちに余裕ができたということでしょう。


ということで、お金で価値づけることのできない物事や経験に取り巻かれていると、
お金に対して気に病むとか執着するとかいうことが少なくなっていくようです。

 

そうすると尚更に星空が美しく有難く見えてくる。

 

そして僕はここに住んで良かったな、と安心する。

ありがとう、北木島