新緑の島墾隊

5月23日島墾隊出動記録。

 

ヨッシー吉川くんとバックリ山頂開墾に向かう途中話をしながら歩いていると、

道沿いのとある家の2階の窓が突然開いて、

「バックリ開墾に行きょーるん?」

とおばさまが声をかけてきた。

そして、

「ああ、バックリの上まで行けるんならすぐにでも行きたいくらいじゃわぁ。」

と、遠い目。

 

なんでも子供の頃におばあさんに連れられてバックリ山頂近くの畑によく行っていたらしい。

その頃を懐かしんでもう一度登ってみたいのだと。

 

「来年の春にはバックリ山頂でお花見ができるようにしようと思ってるので、ぜひ一緒に行きましょう!」

と言うと、嬉しそうに、

「ほんまー、そりゃええなあ!友達みんなにも言うとくけえ!」

と無邪気に笑っていた。

 

まるでバックリ山に恋い焦がれるかのように2階の窓越しから語りかける姿にロミオとジュリエットを見た吉川くんによって、その家は「ジュリエットの家」と名付けられた。

 

そんな約束をしては意気も軒昂開墾魂うづきまくる。

 

登山道はわずかの期間で結構鬱蒼としており改めて草木を伐りながら登ってゆく。

3月初めに我々が改めて山頂までのルートに目印をつけておいたが、その後、3月30日~4月19日の間に我々の知らない誰かが別につけた目印赤いビニールテープが4~5m間隔で木に結び付けてあり、鬱蒼と茂った山道ではルート確認に非常に助けられた。

これはかなり山登り経験のある人の仕業に違いないと感じさせるもので、

できればこれをやってくれた方にお会いして仲間に加わってもらえたらと思った。

これを読まれたらぜひコンタクト取っていただきたい。

 

途中で道脇に野イチゴがなっていた。ひとつ口に放り込むと、ぷにゅっと心地よい食感とほんのりした野性味のある甘み。実にうま~~い!!何個も食べてしまう!

 

バックリ山のご褒美をいただきつつ、山頂にて開墾作業。

「これも未来の島源郷のため♡」と、2台のチェーンソーで木を伐らせていただきまして、結構はかどり、

 

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Before

 

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After 【手前のジャングルがなくなってもうひとつ向こうのジャングルが現れた。そんな感じ。しかし、このジャングルがなくなると・・・向こうには瀬戸の島風景が!?】

 

まだまだ先は長いけれど、確実に目標に向かっているし、応援者も少しづつ増えている感じで、心強い。

 

この日も味わえた自然の豊かさ、心休まる静けさ、涼しい木陰、降り注ぐ新緑のマイナスイオン、作業の合間の弁当、下山してからの甘夏チェッロ!格別~~!!空腹は最高のグルメ、労働は最高のスパイス!

汗をかいた後に山頂で飲むペットボトルに入れた水道水。水道水がこんなにうまく感じるとは!

開墾は快感である!

こんな素朴で超贅沢な幸せを多くの人に味わってもらいたいなあと思う。

そしてさらに自然を愛する人が増えたらいいなあ。

人間も自然の一部ゆえ自然を愛することは自らを愛することであり、自分を愛することは自然を愛することでもある。

 

愛してるよ~!

 

 

ピースアイランド北木島