第一回ヤギminiサミット

ただヤギを肴にゆる~くゆんたくやろうか的ノリで企画されたはずの

「ヤギminiサミット」が、

かくも盛大に濃密に華やかに行われようとは誰が予想しただろう?!

そして、最後は子ヤギの六島への旅立ちという感動的幕切れで終えようとは?!

いや「幕開け」といった方がいい!

かくも大勢の人達に盛大に旅立ちを見送られた子ヤギがいただろうか?!

 

さあ本日北木島の「島のSARAI」で行われた「ヤギminiサミット」に潜入してみよう!


朝9:00着の連絡船で半数の参加者が来られ「SARAI」へ向かう。

プライベートビーチと瀬戸の風景に皆感嘆の声を洩らし、

私は若くてべっぴんな女性が来てくれていることで否が応でもテンションがあがる!

その女性達が進んでピザ作りに協力してくれたことで、すっかり「ヤギminiサミット」のことさえ忘れてしまうほどの

歓喜の波が押し寄せる。

高島から移住者の面白い女性Nさんも参加され、

昼になれば遠く島根からヤギminiサミット実行委員の坊くんも若い女性と一緒に到着するわ。

くららちゃんというまるで仕組まれたかのようなお名前のかわいい女の子とそのお母様と

庄原から絵本農場を運営されているTさんが生まれたての子豚ちゃん同伴でやって来られたりと!

もう開始前から華やかさを増していくわけだが、(要するに私は女性が好きなんである!)

開始前に最後の参加者六島協議会の方々3名がやってこられた。参加者総勢20名である!予定定員達成!ありがとうございます!


14:00開始。

ゆるくんのゆる体操で脈絡もなく始まった「ヤギminiサミット」。

オープニングナンバー「ヤギ's Blues」の作詞作曲者KUNIが自らギター片手にヤギの何たるかを弾き語り。

そしてヤギminiサミットは謎の料理研究家山脇氏の司会進行で粛々と進行してゆく。

苦節2ヶ月近くを要して作られたヤギバターは本日山脇氏の手により石窯焼きスコーンとなり、

こんな貴重な珍味を茶菓子でつまみながらのサミットである!


プロジェクターなど使ってパワーポイントで会議らしくプレゼンが行われてゆく。

私の汗と涙のヤギとの1年の生活に始まり、(プレゼン資料製作はパワポ製作プロの山脇氏に依頼)

動物縁長目指して阿波村で奮闘中のキレモノ大学生坊くんのポイントを押さえたプレゼン、

そして最後にこの「ヤギminiサミット」牽引役でもある尾道現美人職員倉田さんの尾道でまさにスタートした

ヤギを有効活用した「ええんじゃないか農」についてのプレゼン。

f:id:sarai-kitagiisland:20140614143209j:plain

f:id:sarai-kitagiisland:20140614143216j:plain


実に中身の濃いサミットになってまいりました!

その後参加者全員で我がヤギ牧場?の見学!

草を食むヤギ達と眼下に広がる雄大な瀬戸の島風景にみんなほっこりと癒され、

(僕は若い女性、なんといっても君達に癒されてんだぞー!)という心の叫びにふっと我に返ったり、


会場に戻り質疑応答の時間。

実際にヤギを飼っている人が約4名、ヤギを飼おうと模索中の方が約2名、ほどいらっしゃり

実に熱い時間を過ごしていると否が応でもエキサイトしてくる!

とうとう六島協議会の方がウチの子ヤギを一匹試験的に六島へ連れて帰る!と申し出られた!

スイセンで有名な六島のそのスイセン畑の雑草対策に活用するのである!

1,2ヶ月試験的に飼われ、効果が確認されればその後引き取るということである!

これは実に先見の明ある英断であり地方の先進事例として注目すべき実験である!

ヤギと観光地の共存共栄。美しいスイセン畑でのんびりと草を食むヤギ見たさに観光客も増加!

草刈りの手間を省略できた高齢化地域の合理的地域発展維持の先例となるに違いない!

 

このようなわけで面白半分に企画された「ヤギminiサミット」が大きな波紋を広げつつあるようなことになり、

帰路に着く参加者全員で北木島の港にて船に乗って六島へ旅立つ我が子ヤギの「ムッシー」、

そうです!この瞬間からサンダル公務員氏の投げやりのような思いつきで名無しであった子ヤギちゃんは「ムッシー」と名づけられたんである!

盛大に別れと新たな門出を祝われたのである!

 

f:id:sarai-kitagiisland:20140614164702j:plain

この瞬間の北木島のにぎやか度は普段のゼロ、いやマイナス5くらいから一気にプラス10くらいまで跳ね上がりお祭り騒ぎである!

f:id:sarai-kitagiisland:20140614164712j:plain


六島へ旅立った「ムッシー」を見送るやいなや笠岡行きの連絡船もすぐに到着。

参加者の皆さんともお別れである。


ただヤギを肴にゆる~くゆんたくやろうか的ノリで企画されたはずの

「ヤギminiサミット」は、

2月8日の大雪で延期および大禊を受け日を新たに

かくも盛大に濃密に華やかに行われようとは誰が予想しただろう?!

そして、最後は子ヤギ「ムッシー」の六島への旅立ちという感動的幕切れで終えようとは?!

いや「幕開け」といった方がいい!

かくも大勢の人達に盛大に旅立ちを見送られた子ヤギがいただろうか?!


ひとつのヤギブームの到来を感じさせる。

六島での「ムッシー」の活躍に期待したい!


子ヤギが一匹いなくなれば実際せいせいするくらいに思っていたが、

ムッシーのいなくなった「島のSARAI」はなにか寂しく感じるのは気のせいだろうか・・・

「ムッシ~!」

f:id:sarai-kitagiisland:20140614174416j:plain

山脇製作のバベで作ったヤギminiサミット実行委員証バッジ。

f:id:sarai-kitagiisland:20140614212125j:plain