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北木島見聞録

本日のお客さん。千葉県某大学院生でランドスケープアーキテクチャーを専攻するSくん。

修士論文の題材として北木島の丁場跡を取り上げるために下見に来たと言う。

昨日島に到着後金風呂地区の丁場跡を見学しようと歩いていると、島のおじさんに声を掛けられ事情を話すと丁場跡を案内してくれた上に島の反対側の天野屋旅館に泊まると言うと足が無いだろうと自転車を貸してくれたらしい。

(この親切な島人は左官屋さんで壊れたバイクと壊れた運搬車をドッキング改造して再生させたり竹炭焼いたりしている面白いおっちゃんです。後で聞くと「せっかく遠くから来てくれとるのになんかしてやらにゃ悪かろう!」)

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今日はS君市役所支所に行って丁場跡のことを詳しく知りたい旨話すとなぜか知らないが職員に私を紹介され携帯番号を教えられ私にコンタクトを取ってきた。

暇ではないが時間は作れるのでウチに連行していろいろ話した。

 

そもそも私も始めて聞くランドスケープアーキテクチャーとは何なのか?!

造園学というようなものらしい。庭園だとか広場、公園などをデザインするものみたい。

Sくん自身は以前に行ったことのあるアメリカのヨセミテ国立公園のダイナミックな景観を見たときに似たような景観が日本国内に見出せないものか、と調べていくうちに北木島の丁場跡にたどり着いてここを修士論文で取り扱いたいと思ったらしい。

Sくん曰く、日本の他の採石場跡なども色々と見て周ったが北木島のような特徴的な空間を作り出している場所は他にないらしい!オーバーに言えばヨセミテやグランドキャニオンのような景観を人間が自然の中に創り出したまさに造形美であるとも言えるものらしい!

私も含め北木島の丁場跡を見た人は一様にその迫力に圧倒され驚くものだろうが、Sくんのように他の採石場とかと比較したり造園学的観点から見ることがないのでそこまで大層なものだとは思わないだろう。

私もSくんの話を聞いて改めて北木島の丁場跡の凄さを認識させられたというわけである。

 

Sくんの今回の北木島視察は下見的要素もあったようで今回の取材を持ち帰ってさらに練り直した後また再度来島するであろうとのこと。

Sくんも言っていたが、将来的にこの貴重な北木島の丁場跡を有効な観光資源なり何か独特の史跡に磨き高め上げられるようなことにSくんのような若者が関わって実現できたならそれもまた面白いことであると思った。

 

あとSくんの見た北木島で、フェリーで初めて北木島に着いたときにフェリー上から見た石材工場の立ち並ぶ景観はとても興味深く面白いものだったという。そして一歩集落の中に入ると小道が入り組んだ迷路のように張り巡らされていてそこを歩いているとタイムスリップしたようなただ歩いているだけでワクワクするような楽しい場所だったと言う。これは私も同じ感覚を抱く。

 

やはり来たことのない人特に都会の人から見た北木島というのは無限の可能性と面白さがあちこちに転がっているというまさに宝島なんである。

「宝島」それはSくんも同感していた。

そして1泊2日の北木島体験は終始島人の親切さとフレンドリーさを実感でき好感度充分であったようだ。

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