雨だれ~大海の一滴~
一昨日は今やウチのお得意さまになっているMB社倉敷店のUさんが、また新たなお仲間を連れて北木島に遊びに来られた。Uさん2年前に初めて来られ、以来毎回違う方を連れて来られる!
MB社倉敷店アルバイト大学生Yくん、MB社大山店のIさん、それからUさんの奈良の友達Mさん(2回目来島)の3名。
大浦海水浴場にテントを張り、白石島へトレッキング、北木島に帰って島一周サイクリング、夜は大浦海水浴場のテントで寝るというので、(Uさん仕事柄アウトドアエキスパートです)
ウチのピザは現場へ持って行き、ついでにBBQもやり、ほんでまたついでだからぬくだまさんもお呼びしてライブも演ることになった。
ところがその日は凄い風でテントも吹っ飛びそうな勢い。
なので急きょすぐ近くにある島の仙人Nさん宅の前庭に整備中の「ピースアイランド海の家」(仮名)に移動。そこは風もあまりなくなかなかの快適空間で、みんな大喜び!
BBQにライブ・・・楽しい時間はあっという間に過ぎてゆく。
「ピースアイランド海の家」を使ったのは今回初でしたが、
「このパターンええなあ!ここなかなかイケるな!」
とご満悦のNさん。
大山から奈良からわざわざ北木島に来てウチのピザを食べたいというのはなんともありがたいことです!宣伝してくれているUさんにも大感謝です!!
そして、次の日Uさん達と入れ違いに笠岡からお2人のご婦人(私と同年代)がピザを食べにやってこられた。こちらも一度食べてみたい!と、おきしとしん宝亀さんの宣伝によって来られたわけです^^
面白く楽しい方々で話しているといろんなつながりがあったりして、
世間は狭いと思ったりしながら、
ぬくだまさんが子ヤギをに見に来たいと言うのでついでにライブもしてもらって
ご婦人方は楽しんで帰られた。
こんな風にうまく回り始め回っているのかなあ・・・って感謝の気持ちに堪えませんが、
これに甘んじてはいけない・・・というか、甘んじることはできない種のことですから、
やはり僕は他のところで試行錯誤する。
本日は島のCさんの紹介でお借りする畑の開墾。
一反弱くらいある結構広くていい畑なのでなんでもできそうである。
ここがまたのんびりゆったりとしたいい場所なんである!
ここからの風景(写真ではわかりづらいですが遠くに瀬戸内の風景)
振り返れば雑木林の山
隣の畑で元気に野良仕事中の82歳のおばあちゃん
ここでまた新たにいろんな作物を植えてみようと思うが、あれもこれもやってその合間にやることだから実際は大変なんである!
開墾も合間にやることだから怒涛の勢いでやるわけである。「時は金なり」というじゃありませんか。
怒涛の開墾をしていると、おばさんが1人やってきて怒ったような顔で、
「草を刈りよんか?!そこまでやるんか?!」
と大きな声で言うし意味もイマイチよく分からないながら、
「そうです。この畑お借りしていろいろ植えようと思って。」
「はあ、そうか。・・・立派やのー!あんた外浅海(そとあざみ)の人じゃろ?ここまでわざわざ来るんか?はあ、まあぼちぼちやり!ぼちぼちやらな体壊すで!ぼちぼちな・・・」
と言いながら帰って行った。
怒られるのかと思ったらやさしく気遣ってくださったわけで、
まあこれ北木島流なところでしょうか^^
確かにわざわざ遠くまで行って畑仕事は大変なので避けたいが、
ウチの裏山を開墾した場所は今のところ大半ヤギの放牧地として活用しなければならないため、使用限度がある。ヤギの放牧地としてはさらに山の上を開墾予定ではあるが、そこができるまでは畑を広げるためにはどこか他に場所を求めなければならない。
どこまでできるかわからないがいろいろ作ってみたいものやってみたいこともある。
何年かかるかもわからない。
今までもそうだったがとにかくできる限りの動きを仕掛けていれば、ときに中途半端になることもあるが、なにかしら実を結ぶこともある。
そう思って4年目に入ろうとするこの機に
改めて己を見つめ己の存在意義と居場所創りに励むのである。
不器用なりにできることをやればいい。完璧にやろうとしたら小さくまとまって結果自分がつまらなくなる。ああ、人によっては完璧にやろうとしすぎて結局何もやらずに終わって自分を責めたりする人だっている。
開墾はやはり僕の原点なのかな、と思った。
あの2年前1年目の冬、誰も来ることのないこの場所で心身共に寒々としつつ、開墾に明け暮れて、
輿に乗っては、「北木島中開墾したる!」と絶叫して、
心身共に熱くなって、
(こりゃいいわい!暖房いらずだわ!)
と1人で喜んでいたあの頃が彷彿と蘇る。
まったく1人でようやるわい、と己をいとおしむ。
・・・でもね、周りにあたたかくてやさしいみんながいるからがんばれるんです^^
どうもありがとう。
本日開墾後