人生の選択権

畑の草取りに没頭していると、遠く聞こえてきたのは、


「本日は参議院議員選挙の投票日です。・・・・」


今のこの雰囲気とかけ離れているというか、とても遠い、遠くてどこかノスタルジックな響きさえ感じられるような、こちらが異次元なのかあちらが異次元なのか・・・


とにかく汗をタラタラと流しながらまた草取りに没頭する。

 

大浦という地区に4か所畑を借りている。

この地区はまだおばちゃんたちが結構畑をやっている。

みんなきれいに草を取り肥料をやって立派な野菜を作っている。

いわゆる慣行農法だが、有機により近く無農薬により近い低農薬の野菜という感じだ。

これがまた皆さん立派で美しくしかも美味しい野菜たちなので、

私もこの地区で借りた畑で作る場合は、おばちゃんたちが長年続けているやり方をリスペクトし見習って教えてもらいながら大体同じようにやっている。

よって、草取りは必須事業なんである!

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ササゲ、ゴマ、モチアワ、白ヒエ、エゴマ

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米(陸稲

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米(陸稲

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ゴマ、エゴマ、さつまいも、ヤーコン
この畑は秋葉山のふもと福厳寺(真言宗)の前にある。

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対して、ウチの畑は3年前からやっている通りの自然農法。

といっても僕の場合ほったらかしにより近い自然農法・・・だった。

だから1年目は何でも結構よくできたが、2年目3年目と台風やら忙しさにかまけてやる気なかったりとかで今一つ収穫が不振であった。


今年になって売れる野菜を作ったれ!というのがひとつ動機で、

畑を借りまくったりなんかして結構モチベーション高になったものだから、

ウチの畑もちゃんと世話する自然農法を心がけようとしている。

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さつもいも、黒とうもろこし、かぼちゃ・・・

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ササゲ、モロヘイヤ、つるむらさき、バジル、いちご、・・・


まあしかし、こんなにも畑があるとあっちが終わったらこっち、こっちが済んだと思ったらあっち・・・

と息つく暇もない感じである。

が、しかし、いいんである。

どうでもいいんである。

考えないんである。

私の3年の集大成をここ一番お目にかけようってなもんだす。


畑仕事は大地とそして空との間で営まれ、

「僕はこの島の天地で3年も生かされて来たんだ。」と実質的に思える。


あっという間に走り抜けたなあ。

過去なんてそんなもんだ。
今とこれからを生きよう。

宇宙で我は唯ひとり。