桜がほころび始め
今朝隣の(「隣」と言っても小さな丘を越えた向こう側ですが)おじさんから電話があり、
「ウチのヤギが昨日子どもを産んだんじゃけど、子ヤギがすぐ死んでしもうて母ヤギの乳がパンパンに張ってしもうてどうにもできんで困っとんじゃあ。」
そうです。お隣さんもヤギをつがいで飼ってるんです。
1年前の1月に産まれたつがいのヤギを3月にもらって飼い始めたわけです。
そのもらった先というのが、やはり私が3年前に島に移住した時にヤギをつがいでもらったところです。
ということで、ウチの地区には2世帯しか住民がいないけど2世帯ともヤギを飼っているというヤギ率100%を誇っちゃってるわけです!(あんまり誇れんなあ)
っていうか、今ウチにヤギが2匹、お隣さんも2匹、でもって人口は?というと、
僕1人とお隣さんご夫婦2人の合計3人。
ヤギの方が多いんです!
お隣の子ヤギは死んでしまったが、ウチのすずらんが2匹でも産めば、ウチの地区は
ヤギ対人間が6対3になるわけで、ヤギが人の2倍いることになるわけです。
まあこのようにこんなこと事細かく分析するほどのことじゃあありませんが、
この中にいろいろさまざまな社会問題提起を織り交ぜているということを読み取ってもらえたら、いちいちはっきり書かずに済ませた甲斐があるというもんです。
で、例のお隣さんの母ヤギのパンパンに張って、しかもまだ1歳だから小さいから乳頭も小さくて絞り難いのをなんとかして、
まあこれでヤギ飼い3年生の面目躍如やな、と喜んでいいやら憂いていいやら・・・
お隣さんも自分とこの荒れてた元畑を徐々に開墾してさらにヤギを放してきれいにしていっているのです。こういうところでやはりヤギは大活躍、重宝するわけです。
お隣さんは開墾した場所を菜の花畑にしたいそうです。
。
裏山に枯れ竹を取りに行きますと(枯れ竹は薪用です)、穴が掘ってあります。
ところどころ・・・いや、そこかしこ!そしてタケノコの皮の残骸。
これは、まさに今北木島中を騒がせているイノシシの仕業に違いありません。
イノシシも増え始めたらえらいことになってしまうものですから、できるなら今のうちに対策を講じたほうがよろしいでしょう。
ということで、ヨモギの天ぷらです♪
結局、我々は見るべきものを見ようとせず、知るべきことを知ろうとせず、
それでいて不平と権利だけは主張する。
裸の王様なのにありもしない虚飾を手放そうとしない。
見性成仏。
Welcome to the deep underground paradice!
感性を研ぎ澄ます。
4月3日(日)は北木島の流し雛まつりです。
300年以上続くと言われる島の文化です。みなさまぜひお越しください。
ということで、この間の土曜日朝流し雛の会場である大浦海水浴場の清掃に行きましたら、そこに一人用のテントが張ってありました。
(むむ、匂うな。)
ってことで、訪問するわけにもいかず浜の清掃をしておりましたら、30代くらいの若い男性が島の仙人と話をしている。
(ははーん、あれがテントの主だな。)
掃除を続けておりますと、
「あいつんとこ行って来いやあ!」
と甲高い島の仙人の声。
すると例の30代の青年がこちらへ向かって走ってくる。
「どうもー!」
話してみると、島めぐりが趣味だそうで、
約10年かけて180くらいの国内の島を探訪したそうな。
その前は18歳くらいからヒッチハイクにハマって日本中をヒッチハイクしたそうな。
最後のヒッチハイクで沖縄の島々を巡ったときに、
(島は面白い!)
と目覚めてそれから島めぐりにハマったそうな。
ちゃんと仕事をしながら休暇を取ってはこうやって島を旅するそうな。
もちろん北木島は初めて。
前日に真鍋島、北木島、白石島と巡って、
北木島の大浦海水浴場が最もテント泊に適していると見てここで寝たそうな。
180もの島を巡ってもやはりひとつひとつの島にそれぞれの個性があって面白いということで、北木島の印象を聞いてみると、
「北木島の人はとても親切です!」
との答え。
港に向かって歩いていると必ずだれか声をかけてきて、
「どこまで行くんなら?乗せてってやる。」
とスーパー〇ブに乗せてくれる。
ということで、他の島もそんな島はあるんじゃないのか?と思うが、
お世辞としてもうれしいことである。
いろいろ話して、浜の近くの島の仙人宅で大音量で流れている私の北木島SONGのCDやら、北木島ピースフェスティバルのことやら、
「めっちゃ楽しいじゃないですか北木島!」
と面白がってくれて、その彼もバンド活動や曲作りをやっているので、
ぜひ北木島ピースフェスティバルにも参加したい!と言ってくれて。
日本中ヒッチハイクやら180もの島めぐりやらしてて、ブログとか何もそれを外部に表すことをしていないという。
このような面白い人がちょこちょこ来てくれて願わくば移住でもしてくれたら、
これまた面白いことである。
しかし、そういう流れができあがってきていると感じるのは、
まんざら希望的観測でもなさそうな昨今である。
そんな彼は、ちゃんと浜の清掃を手伝って、
そんな彼には、ちゃんと掃除に参加した人に配られるバンとお茶が手渡されていた。
そして土曜日だけ船の便がある佐柳島へ向かって旅立ったのであった。
無為自然。
春のSARAI
美しいということは
余計なものが取り払われ
自然にシンプルに飄々として天真爛漫
心身脱落
Life is beautiful.
まだ産まれてない。
ハンモックいただきました。
311から活きる
3月11日(金)は笠岡駅前での311追悼イベントキャンドルナイトライブ、
3月12日(土)は岡山市の禁酒会館でMusic Love for Japanのチャリティーライブ、
と、311に関するイベントに参加しました。
真に生きる「今」を教えてくれた311であると思います。
後の世代に何を残し伝え引き継げるのか?
それを考え行動できるのは、過去でも未来でもない「今」だけ。
禁酒会館ではしっかり北木島ピースフェスティバルの宣伝もさせていただきました^^
あの3・11が活きるように我々も精いっぱい生きたい。
そして、3日ぶりに島に帰ってきましたわけですが、
気がかりであったことが、
すずらんが子ヤギを産んでいはしまいか?!ってことです。
まあヤギはほぼ勝手に産んで勝手に育て育つことができる
ほぼ野生ですから、あまり心配はいらないんでありますが、
一応ちゃんと私がいるときに産んでもらったほうが安心でありますからね。
ってことで、帰ってみるとまだ子ヤギはこの世に出てなかった。
今もってまだ産まれてませんが、もう乳は張ってきてるし時間の問題であります。
先日、島のとある家の解体の仕事の手伝いに行って、
使えそうな材木をもらって来た。
さっそく、その廃材を利用してミツバチの巣箱を作った。
3年いてようやく作ったわけだが、3年前にはいた日本ミツバチの姿が一昨年くらいから見えなくなっている。巣箱に入る可能性はより低いけれども、まあとりあえず仕掛けておいて入ったらラッキー!ってことで^^;
そしてもうひとつ、廃材と流木でベンチも作った。古くていい木なので見た目も座り心地もなかなかのものです(^^♪
これも必要だと思いながらようやくできた。
ありがたし廃材!
真鍋島五里五里ライブ
昨日の真鍋島五里五里ライブは大盛況!
と言っていいっしょ!
14名+子供約5名のお客様、そして、スタッフ&出演者の皆さま本当にありがとうございました!
みんな一体となって島時間と音楽を楽しめた、
そんな春うららな一日でありました^^
そう!昨日の朝、今年初のウグイスの声を聞きました。
もう春でおじゃるですわ。
14名+αのお客様の内、3分の2が島外からの参加者ということで、
なんだか中身の濃いライブでした^^
その参加者の中には、3,4日前から北木島に1か月間お試し移住しているアメリカ在住の石の彫刻家ご家族も来てくれてたし、
昨年夏に港で声かけて知り合った女の子2人も大阪からわざわざ来てくれていたり、
笠岡からのいつも応援くださる貴重な方々もいてくれたし・・・
なんともエキサイティングなライブでありました(^^♪
夜はウチで打ち上げ♪
プロJAZZミュージシャンの箕作さん、黒田さん、そして島のトンさん、ノリさん、
ぬくだまさんというメンバーで楽しい時間を夜半まで、
それも明日は仕事があるから途中で切り上げた状況であるに過ぎず、
黒田さん、トンさん、ノリさんが同級生であることが判明し盛り上がるし、
箕作さん、黒田さんは演奏も素晴らしく凄い上に、Deepな方々で楽しい!!
楽しむこと楽しめることを心底知ってる方々なので、
時間を共有できることがそのままエンターテイメントであるほどに、
世の常識を覆す「生きる」を体感できる。
真鍋島に着いた船から降りた黒田さんが後ろから降りてくるおばあさんの手を取って
やさしく導いていた自然な姿、ライブ中のお話し、打ち上げ時の我々との気さくな打ち解け合い・・・
箕作さんもDeepで自然体で楽しい方だが、一緒に来る方も同様に素晴らしい^^
Deep underground paradiseはこうして深まってゆくのである。
常に集大成的日常がクリエイティブな「今を生きる」であることを、
如実に感じるこの島が、
近い将来そういう実質的意味での
「アーティストの島」になることが
多くの兆しで
より明白になりつつあるようです。
一期一会に感謝。
天国に一番近い島
Deep underground paradiseは時にHighになるのは当然である。
しかし、これは!
高い、高過ぎ~(涙)
島のやさしい電器屋さんは何でもやります。
石工場の屋根の修理を頼まれたということで、
たまたま立ち話の中でそんな話を聞き、
島のやさしい電器屋さんは腰痛に悩まされているともお聞きし、
いつもライブではPAセッティングで大変お世話になっている私ですから、
ここはなんとかお力になりたい!
そう!高いところが苦手なんていうのはこの際忘れて・・・^^;
ということで、ブルブルしながらアシスタントやらせていただき、
無事修理完了。
ホッしたところで記念撮影^^
例えばエベレストなんかで登山者が一番遭難に遭うのは下山時だというじゃないですか!
こんな記念撮影をしている場合ではないですが、
まあなかなかできない経験ですので、記念に^^
島で生活するというのはやはりなんでもやらなきゃ、なんでもできなきゃいけないんだなあ、
と島のやさしい電器屋さんの仕事っぷりを見ながら改めて思ったのでした。
2月21日(日)は真鍋島音楽祭です(^^♪
12:30~15:30
雑草魂 ~Deep underground paradise~
昨日の「あさくちGreen Market」プチマルシェはなかなかの盛況でした!
若い方が地域活性のために動いてそれが形になって活気づいている。
その中に年配の方々も混じっている。
とてもいい感じだなあ、と感心いたしました!
(写真なしです!)
僕はその中でライブをやらせていただき、CDも売らせていただき、
ありがたいことにお祭り騒ぎに乗じてか分かりませんが、
11枚も売れて・・・いや、買っていただいたわけで^^;
本当に感謝であります!どうもありがとうございました!
あさくちGreen Marketには実はウチからの商品として、
乾燥ヒジキ、ワカメを出しております。
そちらも売れ行き好調ということで、
わたくし生かしていただけるわけでございます。
Green Marketに来ていた知人のM氏が、
「できたけー、あとでウチに見に来い。」
というので、ライブ終わってM氏宅に行きますと、
おー、確かにいい感じで出来ちゃってるじゃないですか!
たこ焼きカー!
保健所の許可も取ったらしいです!
M氏手作りのたこ焼きカーでこれから奮起するってわけです。
M氏は手打ちうどん屋を閉店後、再起を伺っておったのです。
たくましいです!
厳しい状況にもかかわらずここまでやるエネルギーがあれば、
必ず再起するに決まってます^^
そして、今たこ焼き作りの研究中ってことで、
なかなか納得いくものができない、らしいのですが、
1パック作っていただきました。
普通においしい!
ただやはりなにかアクセントというかパンチか特徴があったほうが、
売れるよね。
ってことで、開業は納得いくたこ焼きができてから、だそうです。
予定ではたこ焼き&たい焼きのダブルでいくってことです。
たこ焼きカーの屋号を募集してるってことですので、
妙案が浮かんだ方はぜひご一報を!
車庫の柱をぶち切ってたこ焼きカーのアングルにしたそうです^^;
最高!
最後はハートで勝負!
突き抜けろー!萬福さん!!