誕生!楽園の使者。

今朝ヤギが産まれました!


2匹。


めったかあいい~~^^

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艶やかな毛並み、何とも言えぬしなやかな手触り・・・指先から新鮮そのものの生命を感じる。


・・・


おおーーー!しかしまたしても、オス2匹!


これがあるからヤギを飼うのも楽じゃない!

が、しかし最近ではオスの引き取り手も出てきているので、まあなんとかなるだろう。

 

ってことで、親父であるフジイくんには新たなるヤギ牧場予定地開墾の任務を与えることとする。

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この居丈高なフジイくんの存在意義は開墾除草と出産制限付きの種付けにある。

 

この鬱蒼たる、しかし10年以上前は広々とした畑であった場所を、フジイくん、君に任せた。


山の上の奥ら辺にあるので、貧窮問答歌的ではあるが、拓けた暁にはかなり見晴らし良く日当たりも良い楽園風情のまほろばとなるだろう。

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こうしてDeep underground paradice=「深奥の楽園」は、

「言霊の幸はふ国と 語り継ぎ 言ひ継がひけり・・・」という万葉の預言成就には必要な場所であるらしい。

 

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島CAMP特大編

 

島のSARAI宿泊最多人数記録更新したのは、くらしき作陽大学こども教育学部の皆さんでした。


総勢21名!女子13名、男子8名。


4月4~5日の一泊二日の自然体験学習「島キャンプ」ということで、

矢吹萌ちゃんを代表として、なおこちゃん、おがわくん、くすのきくんの4名が企画実行委員として他17名をリードして無事楽しく実のある2日間を過ごしたわけです。


企画実行委員の4名はまず3日に前日入りして、受け入れ準備や詳細打ち合わせなどして、

夜は結局酒飲んで歌ったりなんぞして3時就寝。

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4日にフェリーで17名の大学生が大挙して北木島に上陸!

まず初日は、

1.開始式

2.周辺清掃

3.昼食(石窯ピザ)

4.自然体験学習

5.体験学習まとめワークショップ

6.夕食(BBQ)

7.音楽祭


という流れで進み、就寝は三々五々という感じでしたが、大いに盛り上がりみんな大体2~3時頃、一部の学生はそれから釣りになんぞ行ったりして一睡もしていないという子もいました^^

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ピザづくり体験

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ヤギの乳搾り体験

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BBQ(炭は北木島産竹炭!)

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音楽祭♪

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セッション♪

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5日は、7:00起床後、

1.おにぎりづくり

2.秋葉山登山

3.昼食(大福ラーメン)

4.北木島観光

5.一斉清掃

6.解散式


という流れで、まず企画実行委員以外の17名の学生達が15時のフェリーで島を後にしました。

4名の実行委員は残って少し片づけをして反省会後、17:00のフェリーで島を後にしました。企画、準備、実行、後始末までしっかり責任を果たしたのはとても立派です!

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Love &Peace


こうして実に充実した楽しい2日間だったわけです。


21名の大学生は今年4年生で、みんな小学生か特別支援学校の教員志望の学生達で、

今回の体験を将来の子ども教育に少なからず活かせるようにとそれぞれに考えながら楽しみながら普段体験できないことを吸収していってくれたものと思います。


今回の企画には、大福丸フェリー様のご協力はもちろん、大量の米を炊くにあたって天野屋旅館様のありがたいご協力もいただきました。そして、1日目夜の音楽祭では島のミュージシャンの「島のやさしい電器屋トンさん」、「ぬくだま」さんにも来ていただき演奏していただき、島民代表として栄龍石材社長龍治さんにも参加していただいたりと大いに盛り上がり、

島の方々のご協力もあっての中身の濃い2日間になったと思います。

 

当初、「21名もウチに宿泊可能なのか?!」という問題がありましたが、学生たちが毛布や寝袋をそれぞれ持参して来て、適当にスペースを確保して結構すんなりなんとかなってしまったわけで^^

(20名はイケるな!)

みたいな実証例となったわけです(^^♪

 

学生たちは4年生ということで、7月から教員採用試験で9月末までは多忙となり全精根を投入しないといけない時期になるわけです。

そんなストレスフルな日々を過ごす前に、非日常別天地のここ「島のSARAI」で遊べたことは非常にラッキーなことだったと確信します。

こんな人間もこんな形で生きているんだ、という見聞はまたある意味勇気づけられることなんじゃないかなあ、って僕にそう思わせてください。

ま、あるいは(こんな風にならんようがんばろう!)といふ励みにもなりますよね?


とにかく、こういう機会を作った萌ちゃんは、2年前に初めてウチに来て以来足繁くウチに通ったような時期もあり、その頃から比べると(随分成長したなあ!)と感心し、まるで子どもの成長を喜ぶ父親のような気分になったりするわけです^^;


今回北木島に、ウチに遊びに来てくれた大学生達がそれぞれが理想とする先生となり社会人となり、立派にそれぞれの天命を完うされることを心より愛を込めて祈っております。

本当にみんな個性豊かで明るく元気でとてもいい子達ばかりで、楽器のできる子、歌のうまい子、ムードメーカー、運動神経のいい子、頼りにされる子、気が利く子、優しい子、動物好き・・・本当にそれぞれが何かしら光るものを持っている!!

そしてみんな夢と理想を持っている!!

 

日本の世界の未来は明るいなあ!と感じさせていただいた2日間でした!


ちょうど島の桜も満開の時に当たったのもなにか彼らへの歓迎であり吉兆であったように感じます^^

 

皆さんどうもありがとう!!また来てね~!

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約2年前から頓挫していた海浜公園予定地の石のベンチもみんなの団結力でとうとう完成しました!

 

桜がほころび始め

今朝隣の(「隣」と言っても小さな丘を越えた向こう側ですが)おじさんから電話があり、

「ウチのヤギが昨日子どもを産んだんじゃけど、子ヤギがすぐ死んでしもうて母ヤギの乳がパンパンに張ってしもうてどうにもできんで困っとんじゃあ。」

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そうです。お隣さんもヤギをつがいで飼ってるんです。

1年前の1月に産まれたつがいのヤギを3月にもらって飼い始めたわけです。

そのもらった先というのが、やはり私が3年前に島に移住した時にヤギをつがいでもらったところです。

ということで、ウチの地区には2世帯しか住民がいないけど2世帯ともヤギを飼っているというヤギ率100%を誇っちゃってるわけです!(あんまり誇れんなあ)

っていうか、今ウチにヤギが2匹、お隣さんも2匹、でもって人口は?というと、

僕1人とお隣さんご夫婦2人の合計3人。

ヤギの方が多いんです!

お隣の子ヤギは死んでしまったが、ウチのすずらんが2匹でも産めば、ウチの地区は

ヤギ対人間が6対3になるわけで、ヤギが人の2倍いることになるわけです。

 

まあこのようにこんなこと事細かく分析するほどのことじゃあありませんが、

この中にいろいろさまざまな社会問題提起を織り交ぜているということを読み取ってもらえたら、いちいちはっきり書かずに済ませた甲斐があるというもんです。

 

で、例のお隣さんの母ヤギのパンパンに張って、しかもまだ1歳だから小さいから乳頭も小さくて絞り難いのをなんとかして、

まあこれでヤギ飼い3年生の面目躍如やな、と喜んでいいやら憂いていいやら・・・

 

お隣さんも自分とこの荒れてた元畑を徐々に開墾してさらにヤギを放してきれいにしていっているのです。こういうところでやはりヤギは大活躍、重宝するわけです。

お隣さんは開墾した場所を菜の花畑にしたいそうです。

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 裏山に枯れ竹を取りに行きますと(枯れ竹は薪用です)、穴が掘ってあります。

ところどころ・・・いや、そこかしこ!そしてタケノコの皮の残骸。

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これは、まさに今北木島中を騒がせているイノシシの仕業に違いありません。

イノシシも増え始めたらえらいことになってしまうものですから、できるなら今のうちに対策を講じたほうがよろしいでしょう。

 

 

ということで、ヨモギの天ぷらです♪

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結局、我々は見るべきものを見ようとせず、知るべきことを知ろうとせず、

それでいて不平と権利だけは主張する。

裸の王様なのにありもしない虚飾を手放そうとしない。

 

見性成仏。

Welcome to the deep underground paradice!

 

 

 

感性を研ぎ澄ます。

4月3日(日)は北木島の流し雛まつりです。

300年以上続くと言われる島の文化です。みなさまぜひお越しください。

 

ということで、この間の土曜日朝流し雛の会場である大浦海水浴場の清掃に行きましたら、そこに一人用のテントが張ってありました。

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(むむ、匂うな。)

ってことで、訪問するわけにもいかず浜の清掃をしておりましたら、30代くらいの若い男性が島の仙人と話をしている。

(ははーん、あれがテントの主だな。)

掃除を続けておりますと、

「あいつんとこ行って来いやあ!」

と甲高い島の仙人の声。

すると例の30代の青年がこちらへ向かって走ってくる。

「どうもー!」

 

話してみると、島めぐりが趣味だそうで、

約10年かけて180くらいの国内の島を探訪したそうな。

その前は18歳くらいからヒッチハイクにハマって日本中をヒッチハイクしたそうな。

最後のヒッチハイクで沖縄の島々を巡ったときに、

(島は面白い!)

と目覚めてそれから島めぐりにハマったそうな。

ちゃんと仕事をしながら休暇を取ってはこうやって島を旅するそうな。

もちろん北木島は初めて。

前日に真鍋島、北木島、白石島と巡って、

北木島の大浦海水浴場が最もテント泊に適していると見てここで寝たそうな。

180もの島を巡ってもやはりひとつひとつの島にそれぞれの個性があって面白いということで、北木島の印象を聞いてみると、

北木島の人はとても親切です!」

との答え。

港に向かって歩いていると必ずだれか声をかけてきて、

「どこまで行くんなら?乗せてってやる。」

とスーパー〇ブに乗せてくれる。

 

ということで、他の島もそんな島はあるんじゃないのか?と思うが、

お世辞としてもうれしいことである。

 

いろいろ話して、浜の近くの島の仙人宅で大音量で流れている私の北木島SONGのCDやら、北木島ピースフェスティバルのことやら、

「めっちゃ楽しいじゃないですか北木島!」

と面白がってくれて、その彼もバンド活動や曲作りをやっているので、

ぜひ北木島ピースフェスティバルにも参加したい!と言ってくれて。

 

日本中ヒッチハイクやら180もの島めぐりやらしてて、ブログとか何もそれを外部に表すことをしていないという。

 

このような面白い人がちょこちょこ来てくれて願わくば移住でもしてくれたら、

これまた面白いことである。

しかし、そういう流れができあがってきていると感じるのは、

まんざら希望的観測でもなさそうな昨今である。

 

そんな彼は、ちゃんと浜の清掃を手伝って、

そんな彼には、ちゃんと掃除に参加した人に配られるバンとお茶が手渡されていた。

 

そして土曜日だけ船の便がある佐柳島へ向かって旅立ったのであった。

 

 

無為自然

 

 

 

 

 

311から活きる

3月11日(金)は笠岡駅前での311追悼イベントキャンドルナイトライブ、

3月12日(土)は岡山市の禁酒会館でMusic Love for Japanのチャリティーライブ、

と、311に関するイベントに参加しました。

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真に生きる「今」を教えてくれた311であると思います。

後の世代に何を残し伝え引き継げるのか?

それを考え行動できるのは、過去でも未来でもない「今」だけ。

 

禁酒会館ではしっかり北木島ピースフェスティバルの宣伝もさせていただきました^^

 

あの3・11が活きるように我々も精いっぱい生きたい。

 


そして、3日ぶりに島に帰ってきましたわけですが、

気がかりであったことが、


すずらんが子ヤギを産んでいはしまいか?!ってことです。


まあヤギはほぼ勝手に産んで勝手に育て育つことができる

ほぼ野生ですから、あまり心配はいらないんでありますが、


一応ちゃんと私がいるときに産んでもらったほうが安心でありますからね。


ってことで、帰ってみるとまだ子ヤギはこの世に出てなかった。

今もってまだ産まれてませんが、もう乳は張ってきてるし時間の問題であります。

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先日、島のとある家の解体の仕事の手伝いに行って、

使えそうな材木をもらって来た。

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さっそく、その廃材を利用してミツバチの巣箱を作った。

3年いてようやく作ったわけだが、3年前にはいた日本ミツバチの姿が一昨年くらいから見えなくなっている。巣箱に入る可能性はより低いけれども、まあとりあえず仕掛けておいて入ったらラッキー!ってことで^^;

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そしてもうひとつ、廃材と流木でベンチも作った。古くていい木なので見た目も座り心地もなかなかのものです(^^♪

これも必要だと思いながらようやくできた。

ありがたし廃材!

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真鍋島五里五里ライブ

昨日の真鍋島五里五里ライブは大盛況!

と言っていいっしょ!

14名+子供約5名のお客様、そして、スタッフ&出演者の皆さま本当にありがとうございました!

みんな一体となって島時間と音楽を楽しめた、

そんな春うららな一日でありました^^

そう!昨日の朝、今年初のウグイスの声を聞きました。

もう春でおじゃるですわ。

 

14名+αのお客様の内、3分の2が島外からの参加者ということで、

なんだか中身の濃いライブでした^^

その参加者の中には、3,4日前から北木島に1か月間お試し移住しているアメリカ在住の石の彫刻家ご家族も来てくれてたし、

昨年夏に港で声かけて知り合った女の子2人も大阪からわざわざ来てくれていたり、

笠岡からのいつも応援くださる貴重な方々もいてくれたし・・・

なんともエキサイティングなライブでありました(^^♪

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夜はウチで打ち上げ♪

プロJAZZミュージシャンの箕作さん、黒田さん、そして島のトンさん、ノリさん、

ぬくだまさんというメンバーで楽しい時間を夜半まで、

それも明日は仕事があるから途中で切り上げた状況であるに過ぎず、

黒田さん、トンさん、ノリさんが同級生であることが判明し盛り上がるし、

箕作さん、黒田さんは演奏も素晴らしく凄い上に、Deepな方々で楽しい!!

楽しむこと楽しめることを心底知ってる方々なので、

時間を共有できることがそのままエンターテイメントであるほどに、

世の常識を覆す「生きる」を体感できる。


真鍋島に着いた船から降りた黒田さんが後ろから降りてくるおばあさんの手を取って

やさしく導いていた自然な姿、ライブ中のお話し、打ち上げ時の我々との気さくな打ち解け合い・・・

箕作さんもDeepで自然体で楽しい方だが、一緒に来る方も同様に素晴らしい^^


Deep underground paradiseはこうして深まってゆくのである。

常に集大成的日常がクリエイティブな「今を生きる」であることを、

如実に感じるこの島が、

近い将来そういう実質的意味での

「アーティストの島」になることが

多くの兆しで

より明白になりつつあるようです。


一期一会に感謝。