背水の陣
今朝ある方によって言伝が届けられました。
仕事の話です。
一日2,3時間の仕事で月4~5万円いただけるということでした。
願ってもないお話です。これでなんとかギリギリですが生活できます。
しかし、私は断りました。
のどから手が出るほどのいいお話しですが断りました。
言伝に来られた方も、
「今回この話断ったらもう2度とこういう話は来んで。」
と言われましたが、
☆ここに来て微かだが一筋の希望の光が射してきたこと
☆平日2,3時間でも他の仕事をしていると平日に来たい人、平日しか来れない人、平日に用がある人・・・に対応できないこと
☆ただ生活するためだけならココにいる意味はないこと
をお伝えしました。
その方は、
「そういうことなら分かった。俺からよく言って断っておく。自分でなんとかやれるならそれが一番いいし、俺もその方が嬉しい。」
と言ってくださった。
そしてまた、
「その代わり4月でやっぱりあかんかった、帰ります!やったら意味ないで。それじゃ誰もようやったとは言うてくれんし、誰の記憶にも残らん。」
とハッパをかけてくださった。
「背水の陣を敷く」とはどこかネガティブな響きを感じさせるが、
古代中国の武将が圧倒的に兵の少ない自軍で大軍を撃破するため、さらに川を背にした死地に陣取り死に物狂いで敵に当たらせ最大限の力を発揮させることに成功し、
見事敵を大破した、という故事による。
ここ一番、大勝や成功、成就への転機を意味する言葉である。
火事場のバカ力に似ているか。
私もこの時、(まさに背水の陣)と感じたものです。
その後、これが出来すぎのように!島のCさんから食パン焼き型6個買ってやる!という途方もなく有難いお話をいただいたり、
別の方からもここには書けないありがたいお話をいただいたり・・・
なんという偶然!というか必然なんだな偶然は的驚愕の奇跡!
しかし、喜んでばかりはいられない!しっかりやらねば、このご恩を無にしてはそれこそとんでもないことである!
と考えてるうち、(待てよ!食パン焼き型さらに6個増えても発酵させる場所がないな!)ということに気づいたが!
それもなんとかすればなんとかなる!
進むのみ。
前述の背水の陣の故事の武将は漢の韓信という方なんだそうですが、
後に、兵法上では上策ではない陣取りをした理由を人に問われてこう答えたそうだ。
「兵法に「死地に陥れてこそ、生き延びることができ、必ず滅ぶような場においてこそ存命できる」と書いてあるではないか。」
う~ん、胸のすくような言葉!
武士道と禅そのもの。