あの島~へ~♪

いつも見ていた。君のことを。

いつか会える日を夢見ていた。

朝日はいつも君と共にあった。

君は僕の憧れ。

なんたって君はヤギを20匹近く飼っている。

大島。通称メガネ島。

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ウチから正面に見える無人島大島は真鍋島に属する島でほんの20~30年前くらいまでは真鍋島本島から畑で農作物を作るために島民が船で通っていたという。

今はすっかり誰も寄り付かなくなり時折釣り人が釣りをするくらい。その釣り人が釣りをしているとヤギが近づいてきたなんていう話も聞く。

実際私もこの目で見た。北木島からである!ヤギが20匹くらい隊列を組んで左の島から右の島へ移動しているその現場を!その時の写真↓

 

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この大島のヤギについては諸説紛々で、「馬ぐらいでかいヤギを見た!」とか「野生化してたくましくなって島にいるマムシを食っているので狂暴である!」とか・・・

こんな話を聞いては実物を見たくなるのが人情でしょう。

 

あとこの島の名物が県指定記念物に指定されている樹齢400年の巨樹イヌグスである!これもいろいろと調べると相当ド迫力な巨樹のようで一度はぜひとも見てみたい代物である!

 

ということで、ヨッシー吉川くんと島のNさんと島のUさんの船に乗せていただき大島探検に本日ついに行ってまいりました!

北木島ピースフェスティバル実行委員でもあるヨッシー吉川くんと当初ピースフェス会場にするつもりだった無人島梶子島に下見に行く予定が諸問題あって見送ることにして、下見に行くはずだったのも取りやめにしたため、「じゃあ代わりに大島へ行こう!」ということになったというわけであります。

あ、別に大島を会場にするつもりではありません^^;

ただ兼ねてから行きたかったから、というだけです!

 

まずは船で大島を一周して目的地であるイヌグスを見るため2つの島の間の砂州に上陸!

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地図も何もないのでイヌグスの位置がわからない!よって真鍋島の三虎さんに電話して聞く!三虎さんは宿泊客をイヌグスを見に連れて行っているのでよくご存じなんである!

しかし、教えてもらった登り口が見つからない!

しょうがないので登れそうな所から島の斜面を登って中に入っていく!

目指すイヌグスは島の中腹にあるのです。

滑り落ちそうな斜面、さらに登ると今度は藪!ヤギが通ってできたと思われるヤギ道を伝いながら天辺まで登った。そこで三虎さんから電話あり、

「わかったか~!?」

「いやあ登り口がわからなかったんで適当に登ってきました!」

「はぁ~~!?今どこにおるんなあ?!わしゃ船で近くまで来とるけど見えるかあ?」

「え、そーなんすか?!えーっと、ああ見えました!こちらが見えますか?!」

「えっ、どこなー、・・・おーおった見えた見えた!おまえら全然違うとこ行っとるがな!」

ってことでさらに方向を確かめそちらへ向かう。

なんたって藪で道がない!向こうのほうにこんもりと見えるあの大木らしきものがそうであろう!となかば勘で進むしかない!

まあ4人いるので交代で藪漕ぎ先頭に立ちながらじわじわと進む!

こんなもん一人だったらキツイし心細いしでとうに引き返していたであろう!

っていうか引き返して改めて本当の登り口を探した方が早いだろう。

 

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しかし、こうして本当にたどり着けるのか?!という状況でようやくたどり着いたイヌグスがホンマもんにド迫力な巨樹であったりするとそれはもう感動なわけです!

そうです!なんとか力づくでたどり着きました!イヌグス!

 

たどり着くとちゃんと下からロープの張ってある道があるじゃあないですか!

僕らは違うところから無理矢理登って頂上まで出て上からイヌグスの所へたどり着いたというわけです!

ああ、この島のこんな内部まで人が進入したのは実に数十年ぶりかもしれないですね。

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それがギターを背負ってイヌグスの場所で島唄を弾き語ったのは僕が初めてかもしれないですね。

そうです!あの道なき道をギターともう一つリュックを胸に抱いた状態で突き進んできたわけですよ!

 

まあ、ということで、イヌグス様に歌を奉納したかったのです。

これからこの辺りは音楽を主にした芸術で賑わう場になっていくでしょうから。

 

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ド迫力巨樹イヌグスさまとの交流を終え磯へ下る。

ロープづたいに斜面を下るので楽ちんである!

磯まで降りるとロープがちゃんと垂れ下がっているのがわかる!

さっきここをこのロープを探しながら歩いたのに4人が4人とも見つけられなかったという!これもイヌグスが我々に与えた試練でありましょう。

おかげで無人島そのものな大島を満喫できました!

 

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(大島の砂洲から見たウチのある北木島外浅海)

お昼が来たので磯でお弁当!

無人島で食事といえば、焚き火!

焚き火で湯を沸かして某ア〇ノフーズの味噌汁を作る。

あとはおにぎり!便利な時代です^^;

無人島でいただく食事は実に美味であります!この景色とまさに命をつなぐ食事といった風情で生を感じるって次第です。

 

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さて、今のところヤギのヤの字も出てきたかもしれないがヤギとの遭遇が

出てきてないですね!それももうひとつのメインの目的であったし!

そーなんです、ヤギの姿は全く見かけませんでした!残念!

見かけたのはヤギの糞!あとはヤギの臭い!

ヤギのいる痕跡だけが見れた。

ヤギはいったいどこに潜んでいるのか?!

 

こうして無人島探検は楽しく意義深く終えることができました。

しかし魅惑的な島です。無人島であるがゆえか冒険心をくすぐるに充分すぎる島です!

いずれ私が船舶免許を取得して船も入手したら大島探検キャンプは必須ですわ^^

 

本日船を出してくださったUさんどうもありがとうございました!そしておいしい昼食のおにぎりを作ってくださったUさんの奥さまありがとうございました!おかげさまで楽しい冒険ができました^^