宮島遠征ツアー

昨日から今日にかけての宮島遠征ツアー大成功でした!!


今回の目的は、

9月17,18,19日に予定しております第2回北木島ピースフェスティバルにて

「平和の灯火」を象徴として設けるにあたって、

その火を宮島弥山にある1200余年燃え続けている「消えずの火」から採火させていただくというぬくだまKazさんの発案により、

「消えずの火」を管理されている大聖院にお願いにあがるというのがメインの目的。

※「消えずの火」は弘法大師空海護摩焚きをされたその火であり、

 広島平和記念公園の「平和の灯火」のもと火でもあります。

 

そのついでにせっかくだから、その日宿泊予定の「バックパッカーズ宮島」で

北木島ピースフェスティバルPRライブをやらせていただく、というのが次の目的。


ツアーメンバーは、

今年も共催していただくピースフェスティバル岡山主催代表の大橋さん(北木島合気道部の先生でもあります)、島のやさしい電器屋トンさん、ぬくだまKaz&Mikiさん、撮影記録担当にプロカメラマンでもある塚本さん、そして僕の6人。


トンさんの車に機材も積載していざ出陣です。

天気も最高!!新緑も目にやさしい!!ウキウキワクワク(^^♪

 

ダライラマ法王や天皇陛下も滞在されたという古刹大聖院のご住職との会見でありますので、わたくしすっきりバリカンで3mmに早朝から刈り上げて意気込んでみました。


大聖院ご住職の吉田座主様はその尊いご身分にかかわらずとても気さくに我々にお会いくださり、(もちろん事前に用件をお伝えしアポ取っての面会であります。)

我々のプロジェクトにご賛同までしていただきご協力いただけるということで、

首尾よく採火の件はまとまり、

採火セレモニーの日取りについても

「9/11がいいだろう」と素晴らしいご提案までいただき、

本当に本当に心からありがたく一同喜びと感謝に堪えない幸せな時を過ごさせていただきました。

採火した火は「平和の灯火」として宮島から北木島北木島から岡山、岡山からさらに日本各地、世界各国へ・・・。この「平和の灯火」をリレーでつなぎ運ぶ役目を次代を担う青少年、子供たちに託したいと計画しています。

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歓喜と感謝で胸いっぱいの中、帰り際には厳島神社に参拝し、ピースフェスティバル大成功大成就祈願も完了しました。

そこで一句。

「行列を 喜ぶべきか 世界遺産

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宮島に着いた時点から宮島在住の同志Kさんが本当によくお世話くださり素晴らしいガイド役として我々を導いてくださったので何もかも順調に事が運びました。

 

宮島から本土に渡り、宿泊場所でもありライブ会場ともなる「バックパッカーズ宮島」へ移動。


ありがたい電器屋トンさんのPAをセッティングして19:00からライブSTART!


もう最近キレの良さがやるたびに増しているトンさん弾き語り、

ぬくだまKaz&Mikiさんの美しくかつ軽快な音楽、

わたくしKUNIの弾き語り、

それからぬくだまさんも加わって3人で北木島Songの数々を・・・

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お客さんも入れ替わり立ち替わりしながら段々と増えていき、

結構盛り上がってきたものだから、

わたくしも調子に乗って洋楽レパートリーの数々を久々にできて、

最高だったなあ^^


北木島およびピースフェスティバルの宣伝はかなりできたと思います!


Lonely planetさんもそろそろ北木島を載せてもいいんじゃあないかな~・・・


いや、やはりDeep underground paradiseもええな。

 

ライブ後はもういろんな国から来た旅人たちと大交流パーテー状態で、

ああ懐かしきゲストハウス風情!!

ほとんど20代くらいだから元気いいもんで夜中までMAXですわ。

しかし、1人減り2人減り・・・気づいたら僕1人で玄関先のベンチで口笛を吹いてノスタルジっちゃってました^^; 3:00就寝。


しかし、こういうゲストハウスを北木島にも創りたいんだな。

 

音楽は国境を越えるとはまさにこのようなことで、(酒も含めかな^^;)

昨日から今日にかけてのこの出来事はまるで北木島ピースフェスティバルそしてピースフェスティバル岡山の雛型のようなものを見せられたようで、

すべて自然に運ばれてゆくこの奇跡をただありがたくありがたく・・・

感謝の気持ちは、日本が世界が真に平和でありますように、との祈りに変わるのでありました。

 

本当の自分を取り戻す 宇宙のひとしずく ピースアイランド北木島

 

ロケットぱぁんち

本日はテレビせとうち「ロケットぱぁんち」という番組の収録がございました。


かわいらしい佐竹アナと3名の芸人の方が来られまして、北木島を巡るという格好で、

大福丸に乗って大福ラーメンを食べて大福丸社長の紹介でウチ「島のSARAI」に来て

ピザ作り体験して僕の紹介でぬくだまCafeに行ってお茶して大浦海水浴場でミニライブをやるというストーリーでございます。

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今回は北木島の移住者とその生活をメインに撮りたいという意向だったもので私とぬくだまさんに白羽の矢が立ったわけです。

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正味20分の番組ですから、どのように編集されるかは不明ですが、まあ北木島が出ることは確かであります。


皆さまお時間ございましたら見てやってくださいね。


ちなみに僕はテレビがないのでまったく見れないです。


ちなみに上記に「3名の芸人」とひとくくりのやっつけ仕事のように書いてしまいましたが、

江西あきよしさん、梶剛さん、リンクアップとっしーさんという面々です。


にぎやかで楽しい収録となりました。


番組の放送は5月14日(土)0:55~1:25ということで深夜番組であります。

 

本当は、Deep underground paradiceでありますから下手な露出は避けたいということはありますね。

公共の電波に乗せられない部分だってあるじゃないですか・・・。

というように、なにかこう怪しげな・・・いや神秘的な雰囲気が番組中から視聴者に漂ったなら

大成功です。

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とにかく最後のビーチライブの画は素晴らしい!と皆さんおっしゃってました。

楽しみですね。

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島のSARAI 3周年

一昨日4月15日は実は「島のSARAI」の誕生日3周年記念の日でありました。

 

私この手のことに関しましては、なるべく伏せておいて無為自然にそのタイミングで生ずる出来事を楽しむタイプでありまして^^;

 

今回は先日ウチに訪れた21人の大学生のうち4人が密かにこの記念すべき日のために小さな・・・

いや、僕にとってはとてつもなく大きな!お祝いをもたらしてくださったのであります^^

 

代表萌ちゃんが仲間の協力を得て作ったおいしい手作りお菓子数点!

これは、萌ちゃんの計らいで先日の島CAMPでお世話になった他の島民の方々にも個別にメッセージを添えて配られて、皆さまに喜ばれておりました^^

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そして、綾乃ちゃんが21人の仲間達から僕へのメッセージを集めて作ったメッセージブックと思い出の写真!

萌ちゃん綾乃ちゃん夜を徹して作ってくれたらしく、もう感謝感激!!

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男子小川くん楠くんからはお酒を頂戴しまして、気持ちだけで十分嬉しいのにいろいろと気を遣ってくれて本当にありがたい感謝です!

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3周年記念日として本当に心の底から嬉しいお祝いとなりました!

 

4年目に突入しまして、経済的基盤というやつはいまだ薄っぺらいもので、おそらく3年前とまで行かなくても2年前くらいと大して変わらないかもしれない^^;

けれども、こうした人のつながりやら、一番はもうそういった現代社会一般常識である「一定の経済基盤がないと生きていけない」という感覚が麻痺した、というのか、それに対して不安恐怖を感じる必要がないと体験で腑に落ちたというのか。

これは現代においてはいいのか悪いのかわかりませんが^^;

格好良く言えば、貨幣経済至上主義で動いている世界へのレジスタンスで始めたこの島暮らしですから、僕自身はまんまと想定内のことであって喜ばしい結果であるわけです。




「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり。」

 

「幾たびか辛酸を歴て志(こころざし)始めて堅し、

丈夫(ぢやうふ)玉碎するも甎全(せんぜん)を恥づ。

我が家の遺法人知るや否や、

兒孫(じそん)の爲に美田を買はず。」



「人を相手とせず天を相手とせよ。天を相手として己を尽くし、人をとがめず、わが誠の足らざるを尋ぬべし。」



これは西郷南洲遺訓でありますが、僭越ながら僕は事あるごとにこれらの言葉を座右の銘のように心に思い返すのでありますが、僕も含めてこれからの時代これらの言葉は非常に重要な言霊になると思います。

 

みんな幸せでありますように。

ヤギとの共生

て、・・・手が震える!


(アル中かな?結構飲んでるがまだそこまでは・・・)


(やはり初めてのことだし、かなりかわいそうだし・・・)

 

しかし、除角はしなければならない。

この子ヤギたちがいずれ行く場所には小さな子どもたちもやってくる。

オスだけに時にやんちゃな性格のヤギもいる。

角があっては危険で子どもたちも触れ合えない。

ウチのお隣りのおじさんが飼ってるオスヤギがやたらやんちゃでしょっちゅう頭突きを食らって,おじさん青あざだらけだと嘆いていた。

思えばウチのフジイくんも若かりし頃はそうだった。

今はおとなしい立派なオスヤギになって開墾特攻隊長になっている。


とにかく除角というのはウチみたいな半野生で飼っているのは別として

必要なことであるようなので、経験も兼ねて手を下してみたわけである。

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除角七つ道具


ニコイチ捻転去勢法でタマタマを取ったこともある僕ですから

結構平気でやれるかなと思ったが、

やはりこういった残虐な行為は不得手でありまして^^;


まあ実際は残酷のようでヤギは意外と痛みに鈍感だしたくましい生き物である。

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生まれて初めて見えた犬(マサムネ)


除角の焼き鏝所用時間なんてものの10秒ほど。

左右合わせて20秒ほど。

それであとはケロッとして普通に元気なわけである。

 


だからどうせやるなら思いっきり焼き鏝すればいいんだが、

実際はかわいらしい声でメエ~メェ~泣かれると

手元がゆるんでしまって^^;


この除角が成功かどうかは何週間か後に判明する。


最悪角が出ればまた除角の方法はある。

角の根元をゴムでガチガチに縛って血液の流れを止めて角を壊死させるのである。

これは前にいたヤギで実行したが、

かなりヤギには負担のようで、

むしろ小さい頃に焼き鏝でほんの20~30秒熱い目を見れば済む方のが

はるかにヤギにとっては楽なのである。

それにその方法だと完全に角を除去するのは難しいようで、

僕がやったヤギもじきにいびつな角が少し生えてきた。

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6日前にフジイくんに任せた開墾はそれなり進捗はあったようだ。

6日前

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本日

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ヤギとのコラボ開墾は、僕が先鞭をつける時もあれば、

ヤギに任せる時もある。

いずれにしても木やツルは人間が伐ってやらなければならない。

今回はフジイくんに最初の特攻隊長を任せ、

ある程度切り拓けたところで私が入って行く、というパターンでいった。

さらに人間が手を入れ整備

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このようにして徐々にではあるが数十年前は畑だったが今や山林原野になり果てた場所を開墾して再度実用化しようというわけである。


縄張りを広げるというのは己の可能性を広げることではあるが、

それは負担を増やすということでもある。


気づけばヤギは良き相棒になっていた。

雨だれ~大海の一滴~

一昨日は今やウチのお得意さまになっているMB社倉敷店のUさんが、また新たなお仲間を連れて北木島に遊びに来られた。Uさん2年前に初めて来られ、以来毎回違う方を連れて来られる!

MB社倉敷店アルバイト大学生Yくん、MB社大山店のIさん、それからUさんの奈良の友達Mさん(2回目来島)の3名。

大浦海水浴場にテントを張り、白石島へトレッキング、北木島に帰って島一周サイクリング、夜は大浦海水浴場のテントで寝るというので、(Uさん仕事柄アウトドアエキスパートです)

ウチのピザは現場へ持って行き、ついでにBBQもやり、ほんでまたついでだからぬくだまさんもお呼びしてライブも演ることになった。


ところがその日は凄い風でテントも吹っ飛びそうな勢い。

なので急きょすぐ近くにある島の仙人Nさん宅の前庭に整備中の「ピースアイランド海の家」(仮名)に移動。そこは風もあまりなくなかなかの快適空間で、みんな大喜び!

BBQにライブ・・・楽しい時間はあっという間に過ぎてゆく。

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「ピースアイランド海の家」を使ったのは今回初でしたが、

「このパターンええなあ!ここなかなかイケるな!」

とご満悦のNさん。


大山から奈良からわざわざ北木島に来てウチのピザを食べたいというのはなんともありがたいことです!宣伝してくれているUさんにも大感謝です!!


そして、次の日Uさん達と入れ違いに笠岡からお2人のご婦人(私と同年代)がピザを食べにやってこられた。こちらも一度食べてみたい!と、おきしとしん宝亀さんの宣伝によって来られたわけです^^

面白く楽しい方々で話しているといろんなつながりがあったりして、

世間は狭いと思ったりしながら、

ぬくだまさんが子ヤギをに見に来たいと言うのでついでにライブもしてもらって

ご婦人方は楽しんで帰られた。

 

こんな風にうまく回り始め回っているのかなあ・・・って感謝の気持ちに堪えませんが、

これに甘んじてはいけない・・・というか、甘んじることはできない種のことですから、

やはり僕は他のところで試行錯誤する。

本日は島のCさんの紹介でお借りする畑の開墾。

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一反弱くらいある結構広くていい畑なのでなんでもできそうである。

ここがまたのんびりゆったりとしたいい場所なんである!

ここからの風景(写真ではわかりづらいですが遠くに瀬戸内の風景)

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振り返れば雑木林の山

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隣の畑で元気に野良仕事中の82歳のおばあちゃん

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ここでまた新たにいろんな作物を植えてみようと思うが、あれもこれもやってその合間にやることだから実際は大変なんである!

開墾も合間にやることだから怒涛の勢いでやるわけである。「時は金なり」というじゃありませんか。


怒涛の開墾をしていると、おばさんが1人やってきて怒ったような顔で、

「草を刈りよんか?!そこまでやるんか?!」

と大きな声で言うし意味もイマイチよく分からないながら、

「そうです。この畑お借りしていろいろ植えようと思って。」

「はあ、そうか。・・・立派やのー!あんた外浅海(そとあざみ)の人じゃろ?ここまでわざわざ来るんか?はあ、まあぼちぼちやり!ぼちぼちやらな体壊すで!ぼちぼちな・・・」

と言いながら帰って行った。

怒られるのかと思ったらやさしく気遣ってくださったわけで、

まあこれ北木島流なところでしょうか^^


確かにわざわざ遠くまで行って畑仕事は大変なので避けたいが、

ウチの裏山を開墾した場所は今のところ大半ヤギの放牧地として活用しなければならないため、使用限度がある。ヤギの放牧地としてはさらに山の上を開墾予定ではあるが、そこができるまでは畑を広げるためにはどこか他に場所を求めなければならない。

どこまでできるかわからないがいろいろ作ってみたいものやってみたいこともある。

何年かかるかもわからない。


今までもそうだったがとにかくできる限りの動きを仕掛けていれば、ときに中途半端になることもあるが、なにかしら実を結ぶこともある。

そう思って4年目に入ろうとするこの機に

改めて己を見つめ己の存在意義と居場所創りに励むのである。


不器用なりにできることをやればいい。完璧にやろうとしたら小さくまとまって結果自分がつまらなくなる。ああ、人によっては完璧にやろうとしすぎて結局何もやらずに終わって自分を責めたりする人だっている。

 

開墾はやはり僕の原点なのかな、と思った。

あの2年前1年目の冬、誰も来ることのないこの場所で心身共に寒々としつつ、開墾に明け暮れて、

輿に乗っては、「北木島中開墾したる!」と絶叫して、

心身共に熱くなって、

(こりゃいいわい!暖房いらずだわ!)

と1人で喜んでいたあの頃が彷彿と蘇る。

 

まったく1人でようやるわい、と己をいとおしむ。

 

・・・でもね、周りにあたたかくてやさしいみんながいるからがんばれるんです^^

どうもありがとう。

本日開墾後

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誕生!楽園の使者。

今朝ヤギが産まれました!


2匹。


めったかあいい~~^^

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艶やかな毛並み、何とも言えぬしなやかな手触り・・・指先から新鮮そのものの生命を感じる。


・・・


おおーーー!しかしまたしても、オス2匹!


これがあるからヤギを飼うのも楽じゃない!

が、しかし最近ではオスの引き取り手も出てきているので、まあなんとかなるだろう。

 

ってことで、親父であるフジイくんには新たなるヤギ牧場予定地開墾の任務を与えることとする。

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この居丈高なフジイくんの存在意義は開墾除草と出産制限付きの種付けにある。

 

この鬱蒼たる、しかし10年以上前は広々とした畑であった場所を、フジイくん、君に任せた。


山の上の奥ら辺にあるので、貧窮問答歌的ではあるが、拓けた暁にはかなり見晴らし良く日当たりも良い楽園風情のまほろばとなるだろう。

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こうしてDeep underground paradice=「深奥の楽園」は、

「言霊の幸はふ国と 語り継ぎ 言ひ継がひけり・・・」という万葉の預言成就には必要な場所であるらしい。

 

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島CAMP特大編

 

島のSARAI宿泊最多人数記録更新したのは、くらしき作陽大学こども教育学部の皆さんでした。


総勢21名!女子13名、男子8名。


4月4~5日の一泊二日の自然体験学習「島キャンプ」ということで、

矢吹萌ちゃんを代表として、なおこちゃん、おがわくん、くすのきくんの4名が企画実行委員として他17名をリードして無事楽しく実のある2日間を過ごしたわけです。


企画実行委員の4名はまず3日に前日入りして、受け入れ準備や詳細打ち合わせなどして、

夜は結局酒飲んで歌ったりなんぞして3時就寝。

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4日にフェリーで17名の大学生が大挙して北木島に上陸!

まず初日は、

1.開始式

2.周辺清掃

3.昼食(石窯ピザ)

4.自然体験学習

5.体験学習まとめワークショップ

6.夕食(BBQ)

7.音楽祭


という流れで進み、就寝は三々五々という感じでしたが、大いに盛り上がりみんな大体2~3時頃、一部の学生はそれから釣りになんぞ行ったりして一睡もしていないという子もいました^^

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ピザづくり体験

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ヤギの乳搾り体験

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BBQ(炭は北木島産竹炭!)

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音楽祭♪

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セッション♪

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5日は、7:00起床後、

1.おにぎりづくり

2.秋葉山登山

3.昼食(大福ラーメン)

4.北木島観光

5.一斉清掃

6.解散式


という流れで、まず企画実行委員以外の17名の学生達が15時のフェリーで島を後にしました。

4名の実行委員は残って少し片づけをして反省会後、17:00のフェリーで島を後にしました。企画、準備、実行、後始末までしっかり責任を果たしたのはとても立派です!

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Love &Peace


こうして実に充実した楽しい2日間だったわけです。


21名の大学生は今年4年生で、みんな小学生か特別支援学校の教員志望の学生達で、

今回の体験を将来の子ども教育に少なからず活かせるようにとそれぞれに考えながら楽しみながら普段体験できないことを吸収していってくれたものと思います。


今回の企画には、大福丸フェリー様のご協力はもちろん、大量の米を炊くにあたって天野屋旅館様のありがたいご協力もいただきました。そして、1日目夜の音楽祭では島のミュージシャンの「島のやさしい電器屋トンさん」、「ぬくだま」さんにも来ていただき演奏していただき、島民代表として栄龍石材社長龍治さんにも参加していただいたりと大いに盛り上がり、

島の方々のご協力もあっての中身の濃い2日間になったと思います。

 

当初、「21名もウチに宿泊可能なのか?!」という問題がありましたが、学生たちが毛布や寝袋をそれぞれ持参して来て、適当にスペースを確保して結構すんなりなんとかなってしまったわけで^^

(20名はイケるな!)

みたいな実証例となったわけです(^^♪

 

学生たちは4年生ということで、7月から教員採用試験で9月末までは多忙となり全精根を投入しないといけない時期になるわけです。

そんなストレスフルな日々を過ごす前に、非日常別天地のここ「島のSARAI」で遊べたことは非常にラッキーなことだったと確信します。

こんな人間もこんな形で生きているんだ、という見聞はまたある意味勇気づけられることなんじゃないかなあ、って僕にそう思わせてください。

ま、あるいは(こんな風にならんようがんばろう!)といふ励みにもなりますよね?


とにかく、こういう機会を作った萌ちゃんは、2年前に初めてウチに来て以来足繁くウチに通ったような時期もあり、その頃から比べると(随分成長したなあ!)と感心し、まるで子どもの成長を喜ぶ父親のような気分になったりするわけです^^;


今回北木島に、ウチに遊びに来てくれた大学生達がそれぞれが理想とする先生となり社会人となり、立派にそれぞれの天命を完うされることを心より愛を込めて祈っております。

本当にみんな個性豊かで明るく元気でとてもいい子達ばかりで、楽器のできる子、歌のうまい子、ムードメーカー、運動神経のいい子、頼りにされる子、気が利く子、優しい子、動物好き・・・本当にそれぞれが何かしら光るものを持っている!!

そしてみんな夢と理想を持っている!!

 

日本の世界の未来は明るいなあ!と感じさせていただいた2日間でした!


ちょうど島の桜も満開の時に当たったのもなにか彼らへの歓迎であり吉兆であったように感じます^^

 

皆さんどうもありがとう!!また来てね~!

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約2年前から頓挫していた海浜公園予定地の石のベンチもみんなの団結力でとうとう完成しました!